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元教師というタグとどう向き合っていくか

割引あり

どうも越境先生の前田です。

「元教師」という肩書きは、その使い方次第で光にも影にもなるラベルです。その活用は一部で称賛される一方、SNSや現実社会では批判の声も少なくありません。

この記事では、まず「元教師」という肩書きの一般的な活用のされ方を整理し、その後、私自身がどのようにその肩書きを活用しているのかを具体的にお伝えします。


一般論:元教師という肩書きの使い方と批判される理由


元教師の肩書きの使い方には2つの軸がある

1. 自分のブランディングやマーケティングに使う
これは、自分をアピールし、信頼を得るための目的で「元教師」という肩書きを用いるケースです。
特に、まだ実績が乏しい段階では、教師をしていたという経歴だけが自分を説明できる武器になります。このような状況では、肩書きに依存することで「教師としての信頼感」を自己ブランドの核にしてしまうのです。

以下の人は一例です。

勝手に教育コンサルタントと名乗りブログで元教師として偉そうなことを発信しています。ちょっとイタいですね。
ごめんなさい。2021年の私です。非常勤講師と開業したての個人事業と、そして主夫と名乗っていました。

2. 説明を省くために使う
もう一つは、効率的にコミュニケーションを図るために使う場合です。たとえば、教育に関する議論やプロジェクトの場で、「教育の現場経験がある人」としてすぐに相手と目線を合わせるための道具として使います。
急病人に駆け寄った医者が「医者です」と一言伝えて処置を始めるのと同じように、「元教師」という肩書きは、相手との認識ギャップを埋めるための自己紹介ツールとして機能するのです。


批判の矛先はどこに向かうのか

どちらの目的で「元教師」を使う場合でも、批判を受ける可能性がありますが、特に①のブランディング目的で使われるときに、その傾向が顕著です。SNS上では、「元教師の肩書きでビジネスをしている」人たちが「みっともない」と揶揄されるケースが多く見られます。

ただ、私はこう考えています。学校の外の世界で実績を積むまでは、①を多少使っても構わないのではないか、と。もちろん、それが悪どく見えない範囲での話です。誰もが最初から「肩書きに頼らない存在」になれるわけではありません。そのため、一定の過渡期として肩書きを利用することを責めてやるのは少し酷なのではないかと思います。
(過去の自分を弁護するわけではないのですが・・・)


私自身の肩書きの活用方法

会社員、個人事業主(執筆など)、NPO法人代表理事を兼務している私が、今現在どのように元教師の肩書を活用しているかをご紹介します。

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