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学校で育った私たちの悪癖、傾向と対策

どうも!学校の先生の複業について日本で一番詳しい者です!
前回、「教員をファーストキャリアに選んだ人間の悪癖」という記事を書きました。

詳細は第1回の記事に任せますが、かいつまんでいうと学校の先生をしていたことで「消極的な選択をする癖」がついてしまっていたというお話しでした。まだお読みで無い方はぜひ読んでいただきたい。

第2回である今回は、なぜそのような悪癖がつくのか、またそのような悪癖とどう向き合っていくべきなのかということを論じていきます。


悪癖の原因

なぜ「消極的な選択をする癖」を身につけるのか。その原因を考えると、まだはっきりとした結論は出ていませんが、学校職員は多くの場合、減点方式で評価されることが多いからではないかと予想しています。
何か大きな問題が起こったときに、それを立て直す力はある程度鍛えられているのかもしれません。例えば、生徒が地域で大きな問題行動を起こし、学校に関連しているとなった場合、地域住民、保護者、生徒本人、児相、警察、教育委員会など、多くの関係者が関わってきます。これらの関係者と調整を行い、速やかに問題解決を行おうという調整は教師が行います。これは当然すべきことですが、あくまで火消しの仕事です、いかにやるべきことを削いでいき、状況の中で許された方法を選択するかが問われ、関係者たちが最も納得する形で収めることが目指されます。問題解決の中に明確な目標地点はなく、以下に日常を取り戻すかが肝要です。(生徒指導上のピンチをチャンスに変えていくという方法もありますが、ここでは言及しません)
一方で、新しいことを始めたり、理想を実現しようとする仕事を行う場合には、問題解決のための仕事や減点方式の評価では鍛えられない能力が必要です。

学校という大きな枠組みがあり、そのルールに従って行動し、問題が起きた場合には即座に軌道修正を行う。これは、枠組みを守る上では正しい方法かもしれません。しかし、高い志を持って新しいことを成し遂げようとする場合、既にある枠組みにとらわれず、新しいアイデアや方法を積極的に取り入れる必要があります。既存の枠組みの中でできることを選択していくだけでは、理想を実現することは難しく、思っていたものとは違う結果になってしまう可能性があるのです。

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