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峠ツーリングのTIPS

少し暖かくなってきたので、先週末は「道志みち」へ出かけてみました。晩秋以来だから4ヶ月ぶりぐらいです。朝はまだ少し寒かったけどお昼には15℃とちょうどいい気温になりました。

ツーリングシーズンの道志みちはすごく混みます。気持ちよく走るにはほど遠く、まるでパレードのように連なって低速で走ることになります。ひらひらと右へ左へ気持ちよく走りたいので、これは辛い。

かと言って空いている早朝に行くとガチの走り屋さんがいて、彼らと同じペースでは走れないので(無理して着いて行くと怖い)これまた辛いものがあります。なかなか難しいんですが、この日はスイスイと走れました。

ところでぼくは峠道を走る時に気をつけていることがいくつかあります。

まず一つ目は下見をすること。
その日走る区間をゆっくり流して異常がないことを確かめます。これは経験上やった方がいいと断言できます。凍結・落石・事故車・倒木・落葉、季節や時間帯にもよりますがトラップは無数にあると思った方がいいです。

二つ目、速いバイク(車)は先に行かせる
似たような速度で走っていればあえて抜かさせる必要はないんですが、知らない相手であれば先に行かせる方が賢明です。追い抜きを企ててるかもしれないし、だとしたらそのタイミングはこちらで決める方がいいです。

三つ目が本題です。
自分の走行車線の中を走るのは当然ですが、二輪は幅が小さいので車線の中でも走行ラインは自由度があります。このライン取りがポイントです。

ぼくは左右のコーナーどちらもアウト側を選んで走ります。

例えば右・左・右と連続するコーナーがあったとします。右コーナーはなるべく路肩に近い車線の左側を走り、コーナーを抜けたら次の左コーナーに備えてセンターラインに寄ります。そして左コーナーも外側つまりセンターラインに近いところを走り、コーナーを抜けたらセンターラインに寄ります。

これが連続すると「ずっとアウト側」を走ってることになります。

この動画を見てみて下さい。

右コーナーで路肩側を走る理由は対向車(四輪車)です。
こちらの右コーナー、対向車にとっての左コーナーですが、ぼくは対向車がセンターラインをふくらんで来る想定をしています。実際そういうケースはよくあります。またバイクは傾けて曲がるので右のインに付くと、向こうからはセンターラインを割ってきたように見えるんです。

左コーナーでセンターライン側を走る理由は自転車です。
昨今、名の知れた峠道には必ずロードバイクが来ます。彼らは路肩側を走るので左コーナーのインべたはやめた方がいい。速度差があるので見えた時にはもう遅いです。自転車もベテランだけじゃなく初心者もいて、思いもよらない場所で休憩しているケースもあります。

対向車も自転車も様々なタイミングで現れます。両方同時に現れることも珍しくないので、対応できる基本の走行ラインとして「ずっとアウト側」がいろいろ有利だと思ってます。ただ時間帯によってはセンターラインをカットして走る飛ばし屋がいて、こちらの左コーナーの場合は要注意です。

ペースを上げるとどうしてもイン側に付いちゃうので、ずっとアウトを守って走れていることが自分なりのスピードの基準でもあります。

ツーリングと言ってもどんな速度が快適かは人によって違います。狂ったように飛ばすのは論外だとしても、現実には制限速度内で走る人は少数派でしょう。

困ったことに自分の手に負えない速度が快適速度な人もいるんですよね。なのでこちらもあの手この手で自衛する必要があります。峠道でのずっとアウト側走法、ぜひ試してみて下さい。

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