悲劇の武将太田道灌の運命を予言した平河天満宮。

麹町のオフィス街の中にある平河天満宮は、江戸城を築城し、関東の名将として知られた太田道灌によって建てられました。

太田道灌はある夜、菅原道真の夢を見ます。

その翌朝、道真公自筆の画像を贈られたことにより、
これを霊夢として、平河天満宮を建立します。

この霊夢は意外な形で現実のものとなります。
菅原道真は、権力争いに敗れ、無念のうちに太宰府に流され、
その恨みを抱き死に至りますが、
道灌もまた、
主君である扇谷上杉定正により暗殺されるという悲劇に見舞われます。

道灌が見た道真の姿は、
同じ悲劇を辿る運命を示唆したものだったのかもしれません。

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