北海道小樽のカフェ 1cafe のInstagram運用
北海道小樽のカフェ 「1 cafe 」のInstagram運用を行いわかったことについて書きます。
1cafeの概要と運用成果
2019年10月1日オープン
同時にInstagram運用開始
2019年11月 インスタ集客 1日平均1組
2019年年末年始 インスタ集客 1日平均3〜4組
Instagramを運用することで20〜30代女性の集客が可能になりました。
このお店は食べログ・ぐるナビ等他メディアに情報掲載をしていないのでInstagram以外の集客はオーナーの知り合い・新聞折り込みチラシによる50代以上の顧客がメインです。
1cafeのInstagram投稿を見た札幌の情報誌poroco
担当者から問い合わせが有り、poroco監修の
雑誌「札幌Cafe本」に掲載されました。
お店のビジュアルを発信するInstagramはこういったメディアへ取り上げるきっかけの媒体となることが多いです。当然、今の時代メディア関係者もInstagramから情報収集をしています。
カフェの集客の流れ
集客までのユーザー行動はInstagramアカウントを「見るまで」と「見た後」でそれぞれパターンが有ります。
見る前
①ハッシュタグで「◯◯ カフェ」などで検索し投稿がみつけられる。
②他アカウントの投稿にタグ付けされ、みつけられる。
③フォロワーが投稿を見る など
見た後
①Instagram → Instagramアプリ内の位置情報を確認し来店
②Instagram → Google検索 → GoogleMapで位置を確認し来店
③Instagram → Google検索 → 食べログ・ぐるなびなどのサイトで位置を確認し来店
④Instagram → GoogleMapアプリで位置を確認し来店
⑤Instagram → iPhoneのマップアプリで位置を確認し来店
ここでポイントとなるのが、来店に限りなく近い媒体です。図を見ると分かりますが、来店に1番近いのはiPhoneマップとGoogleマップです。
カフェは基本予約をしません。ユーザーは営業時間・位置情報をもとに来店します。カフェの認知があらゆる媒体でされたとしても、ユーザーは最終的にiPhoneマップかGoogleマップで検索します。
なので、
iPhoneマップとGoogleマップで検索時必ず情報が存在すること
マップ検索時の情報・コンテンツが充実していること
これらが、Instagram運用と同等に必要です。
1cafeについては、これらのマップについても検索時にヒットし、Google Mapでは写真を充実して検索時に来店動機に繋がるような状態をつくりました。
集客の流れを考えれば重きを置くべき媒体が見えてきます。
やみくもにInstagram運用だけ行っていてもダメなのです。
カフェのコンテンツ作成
カフェでは
お店の雰囲気・美味しそうなメニュー・おいしそうに食べている人の姿・店員などの特徴などが総合的に判断されて集客されます。
Instagramでもこれらの要素を写真で表現します。
1cafeについては、フィード投稿だけでこれらの要素を表現出来るように工夫しました。主にメニュー・お店の雰囲気が分かる写真をまばらに投稿することによって、Instagramのプロフィールを見るだけで総合的なお店の情報が目に入るようにしたのです。
最近のユーザーの傾向「カフェ巡り系趣味アカ」の増加
1cafeのInstagram運用をして分かったのは、今は自分からどんどんカフェを検索して来店する「カフェ巡り」系のアカウントを持っているヒトがとても多いことです。
1cafeはInstagramを作成してすぐに多くのユーザーにフォローされました。コンテンツがまだ充実していないにもかかわらずです。
これは、カフェの場合自分から情報を取りにくるユーザーが圧倒的に多いことを示します。
あとは最適コンテンツ×最適ハッシュタグで投稿をし続けることで、2ヶ月目では毎日集客出来る媒体になりました。
自らアクションを起こすことなく、アカウントにコンテンツを充実させ受け皿をつくるだけで集客まで結びつくのです。カフェの場合は。
この流れにさらに滑車を掛ける場合は、自らアクションを起こす必要があります。
#小樽カフェ でも1万5千個以上のコンテンツが有ります。Instagramでのカフェ需要がアツいことが分かりますね。地方でもこの数です。
フォロワーはやっぱり数より質
カフェの場合、フォロワーが多いから集客に結びつくというわけではありません。フォロワーでなくても来店するユーザーは多く存在します。
以前はフォロワーの購入や手当たり次第フォローをしてフォロー返しを狙いフォロワーを増やすことが可能でしたが、そのようにして増やしたフォロワーが来店される見込みは薄いです。
実際に1cafeもフォロワー数はびっくりする程多くは有りません。しかし、来店までの道筋をしっかりとつくっておくことで実際に来店に繋がっています。
まとめ
今回の1cafeさんの運用を通して、北海道のカフェ好きのユーザー行動を知ることが出来ました。やっぱりInstagram運用は楽しいです。
今後は東京の某カフェの運用のお話をもらったので、今後もカフェの運用を通して知見を蓄積させていく予定です。
お仕事依頼はInstagram・ツイッターのDMでも受け付けています。
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