バランスとは?
こんにちは。のろです。
今回は、「バランスとは何か?」についてまとめていきたいと思います。
結構使い勝手が良く、でもかなり抽象的なワードです。
食事バランスや洋服などのコーディネートでも使う事があります。
つまり、「軸にしたものを基準にしたときの平均値」です。
今回は、体のバランス能力についてお話しします。
結論からお話しすると僕が考えるバランスが良い状態とは、「不安定のなかの安定」だと感じています。
どういう事かというと、ボディービルダーなどで、ムキムキの人を見たときに「安定してそうだな」って思いますが、「バランス感覚ありそうだな」とはならないですよね?
でも、サーカスなどで綱渡りをしている人を見ると「バランス感覚あるな」ってなりますよね?
それは、不安定な環境の中で、いかに自身の体をコントロールすることに長けているかで判断しています。
バランス感覚って体格とか関係ないんです。
いかに、不安定な中で安定していられるか?
自分の体をうまく使いこなせるか?にかかっているということです。
バランスとパフォーマンスアップにどういう関係性があるのか疑問に思った方もいると思います。
バッティングを例に挙げるとボールを遠くに飛ばす力は、パワー(力×スピード)の要素が強いかもしれません。
でも、ミート率を上げる事や流打ちの技術などはバランス要素も関わってくるのではないでしょうか?
それはなぜかというと、バットコントロールなどは、自分の体のようにバットをコントロールしなければいけません。
そのためには、体のあらゆる部分の器官がバットにボールを当てる事に総動員されます。
その再現性を生み出す一つの手段としてバランス能力が必要になります。
このバランス能力は、コーディネーション能力の一つで7つの能力に分けられます。「リズム能力、バランス能力、変換能力、反応能力、連結能力、定位能力、識別能力に分類され、スポーツを行っている時は、これらの能力が複雑に組み合わさっています」
これらのすべての要素が合わさって、バッティングのミート力が良くなることに繋がります。
じゃあ結局、どやってバランス能力を鍛えていけばいいの?って話しになってきます。
それは、できるレベルでトレーニングすることだと思います。
結構多いのは、最初からバランスパッドに乗ってトレーニングする選手がいます。
テレビで見た事あるかもしれませんが、高いところから綱渡りするのも最初からあれができたわけじゃないです。
コツコツ地味なトレーニングを積み重ねてできるようになったと思います。
最初から不安定な場所でトレーニングを行うと、体は無意識にアウターマッスルといい、体の外側の筋肉を多く使うような使い方になってしまいます。そうなると自然にインナーマッスルの働きが弱まることがわかっています。
まずは、シンプルに床面で素足になり、立った状態て爪先立ちをしたり、片足立ちになったり、自分の軸を確認しながら探り探りやるのがいいと思います。
素足になることで、足裏の感覚が脳に伝わり、よりバランス能力が鍛えたれていきます。
また、トレーニングする際には、上半身の力を抜いてやるように心がけましょう!
どの能力向上にも当てはまることですが、「これやったら、オッケー」っていう短略的な考え方ではなく、段階を踏んで地道にやっていくことがスキルアップの近道だと思っています。
ダサいトレーニングやシンプルな動きにこそ、深い意義があるので、コツコツ地道にやっていきましょう。
今日はこのあたりにしておきます。
それではまた!!!