視力の重要性
こんにちは。のろです。
今日は、視力がパフォーマンスアップになぜ重要か?についてお話ししたいと思います。
ボールを打つときや転がってきたボールをキャッチするときに、
当たり前ですが、目を使ってボールを追いかけます。
目を使ってすべての動作を遂行しているはずなのに、
バットスイングを上げることや一歩目を早くすることなどに
フォーカスしすぎて、目のトレーニングやケアを
結構怠っちゃっている選手が多い印象です。
目を動かしているのも筋肉です。
脳からの指令を目に伝えることで、目的にあった動きを
目が起こし、実際の動作が遂行されます。
体から入ってくる情報の約80%は、目からの情報と言われています。
こんなに多くの情報を目から入力しているはずなのに、なぜ目を向けないのでしょうか?
それは、当たり前に日常的に見ることができている人であれば、普通に
プレーができてしまうので視力機能の優劣に気付きにくいんです。
筋肉であれば、筋肉が大きくなることがモチベーションに繋がったり
しますが、視力機能は目に見えて良くなるものがないので持続する
のが結構大変です。
しかも、視力トレーニングの効果が出てくるのは、2〜3ヶ月
かかると言われており、結構継続するのも大変です。
筋トレでさえ、続けるのが大変なのに、3ヶ月も続けられるのか
と思いますが、眼疲労の観点から、1日10〜15分くらいで
大丈夫みたいなので、
是非継続してやってみましょう!
やりすぎは眼疲労に繋がるので注意しましょう。
動体視力トレーニングの効果としては、
バッターの場合は、
選球眼が良くなったり、
目の動きと手の動きのギャップが減り、ミートしやすくなったり、
変化球をしっかり目で追えるようになったり、(今までは、頭が動いていた選手)
守備の面では、
フライキャッチの落下点に入りやすくなったり、
送球が安定したり、
イレギュラーの反応が良くなったり、
あげればもっとありますが、
こんなにたくさんの効果があります。
視力には、大きく分けて静止視力と動体視力の2つがあります。
静止視力は、一般的な視力のことで、スポーツ選手では、1.2~1.5は
必要と言われています。
それに対して、動体視力とは、動いているものを見るための
視力のことです。
静止視力に関しては、ある一定の視力があれば、オッケーですが、スポーツパフォーマンス向上に必要不可欠なのは、動体視力のほうです。
ここで視覚機能について解説してきます。
視覚機能は8種類に分けることができます。
・KVA動体視力(まっすぐ近づいてくる目標を見る能力)
・DVA動体視力(横に移動する目標を見る能力)
・コントラスト感度(明暗のコントラストを識別する能力)
・眼球運動(静止した目標間に視線を移す能力)
・瞬間視(見えたものを一瞬のうちに入力する能力)
・深視力(前後の距離の差を感じる能力)
・目と手の協応動作(目で捉えた目標に手で反応する能力)
・静止視力(止まっている目標を見る能力)
視覚機能ってこんなに細かく分かれているんです。
普段何気なくスマホをいじったり、信号機をみて道路を渡ったり
していますが、これらの様々な機能が相互に働いて目標を達成することが
できているんです。
具体的なやり方を一つ紹介したいと思います。
両手の親指を顔の横(20cmくらい離して)に置きます。
親指の爪を頭を動かさないように目の動きだけで交互に
見ましょう。
最初はゆっくり正確にやり、だんだんと速度を上げていきましょう。
20〜30回やったら一回休憩して、
今度は、親指の位置を縦に変えたり、
斜めにしたりして角度を変えながら
やりましょう!
道具が必要なく簡単にできるので、
是非やってみてください!
じゃあ今日はこの辺にしておきます。
ではまた!!!