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何を食べるか、腸で考える

脳の報酬系が誤作動している

ジャンクフードやアルコールなど現在多くの魅惑的なものが世の中には存在しています。かくいう私も甘いケーキやスナック菓子が大好きで、よく食べていた時期があります。嗜好品として楽しむことは問題ないのですが、いざやめようと思ってもなかなかやめられない方も多いのではないでしょうか。これらは食べ物をみて、食べることで活性化する脳の報酬系に私たちが騙されている結果とも言えます。

腸の判断は優れている

生物としてのヒトの原点に立ち返ると、生きることが最優先です。生きるためには食べることが何より大切で、実際に生物の進化において最初に神経系ができたのは脳ではなく腸でした。現在も私たちの身体には腸管神経系といって、数メートルにも及ぶ腸の全長に網目状に張り巡らされた大脳に匹敵する数の神経細胞をもつ神経系が脳とは独立して機能しています。例えば、脂っこいものやビュッフェなど脳が美味しそうであると思って食べたものの、下痢をしてしまったり、食べすぎて胃がむかしたという経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。食事に対する腸の反応は本当に素直です。本来私たちにとって本当に美味しいものとは、生きるために身体が喜ぶものであり、この点で脳よりも腸の判断が優れていると言えるかもしれません。

腸で考えるためには

ではどのようにして腸で考える習慣を身につければ良いのでしょうか。
結論から申しますと
①自分の食生活を振り返る
②魅惑的な食べ物と適切な距離を保ち、過度な脳の報酬系を停止させる
③不要な食べ物を削り、理想の食生活を小さく積み上げる
シンプルですが、これらに尽きます。
一度にすべてかえることは誰もが難しいですが、①から③のサイクルを繰り返すことで、確実に体調の良さを感じられるようになります。同時にストレス・睡眠・運動も整えていくと効果的です。幸いなことに健康への関心の高まりから、コンビニやスーパーでも無添加、低脂質といった食品も多く見られるようになりました。
さっそく今日のランチに何を食べるか、腸で考えてみませんか?


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