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#リサーチャー
#5 なぜ「リサーチをしても大した発見がない」と思ってしまうのか?
「リサーチなんてやる意味がない」
「良い発見が得られた試しがない」
「どうせ今まで知っていたことばかりだ」
これらはリサーチをやらない理由としてしばしば挙げられます。リサーチ部門やリサーチ業界で働く人たちにとっては仕事の妨げになる厄介な問題かもしれません。
この背景には、実際にリサーチの質そのものが低い場合もあると思います。しかしその一方で、本当は良いリサーチができているのに良くなかったと思っ
#4 リサーチの前にリサーチしよう
クライアント:「●●のリサーチをやりたいんです。」
私:「なるほど。ちなみに現在のマーケットについてどう分析されてるんですか?仮説でもいいので。」
クライアント:「いや、何も分からないです。だから今回はぜひ●●調査をやりたいと思ってるんです。」
私:「(何もないはずないやろ…)じゃあ過去の調査資料とか社内会議用の報告資料とか見せてもらえませんか?」
クライアント:「過去の資料はどこに何があるか全然
#3 リサーチャー幸福論
リサーチ部門で働く人々の「幸せ」について考えてみました。
事業会社、とくにBtoC製造業の多く企業にはリサーチの専門部署が設けられています。「マーケティングリサーチ部」などの名称でプロダクトやブランドを担当するチームと連携して自社及び自社製品に関わるリサーチを行うことが主業務です。そこにはリサーチャーという肩書きのメンバーが所属しているわけですが、彼らの多くはリサーチの世界で渡り歩いてきた人材が
#1 知るとつくるをつなげる
ビジネスにおけるリサーチの難しさや失敗の話は尽きません。マーケティングリサーチをはじめとする調査活動において下記のような問題は多くの方々が経験していることではないでしょうか。
・リサーチしたのに新たな発見は何もなかった
・リサーチ自体は面白かったが、その後の施策開発に至らない
・探索や発見ではなく結論ありきのリサーチになってしまう
・目的が共有されずリサーチのフォーカスが散漫になってしまう
以