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人間のフリした猿にならないために30歳までに読むべき1冊の本

人々の役に立つ仕事がしたい
日本を変えるようなことをしたい
他社に影響を与えるような仕事がしたい

就活をしている人、仕事はしているけど、自分の仕事に納得していない人、もっと自分にはできることがあるはずと悶々としている30歳までの人に読んで欲しい本があります。

瀧本哲史先生は東京大学法学部を卒業後、研究室の助手に抜擢され、その後、マッキンゼーに入社。日本交通等の改革で手腕を発揮。独立してからはエンジェル投資家として活躍しつつ、京都大学で「起業論」の授業を持っていた方です。

彼の関わる本はこれからの若者がどのようにして活躍すべきか、活躍するためのにはどんな能力を身に付けるべきかをわかりやすく説明してくれています。

今回の本は東大で講義をしたときの内容をまとめた一冊で、話し言葉で特にわかりやすい内容となっています。本を読むことが苦手な人も抵抗なく読むことができます。

この本の中から私が中学生に話そうと思っている内容だけピックアップします。

人のふりした猿になるな

こちらの猿とは考えることをやめてしまった人間のことを指します。

一応しゃべることができて、人間のかたちはしているが自分で考えることをやめてしまった人たちが世の中にはたくさんいます。そういった人たちは現代社会では代わりがいくらでもいる存在になってしまいます。

しかもこれからAIが発達してくるとロボットに置き換えられる存在です。

これからの時代を変えることができることができるのは若者だけ。いつの時代も世の中を変えてきたのは若者。だからこそ若者たちに自分で考えることのできる人間になって欲しいです。

教養の役割は、新しい視点を手に入れるため

大学にいくと一年生の間は教養を中心に授業が組み込まれます。なぜ大学の授業では専攻を学び始める前に教養を学び始めるのか?

それは教養にも大事な役割があるからです。その役割とは、他の見方・考え方があり得ることを示すこと。一方的な見方だったり狭すぎた考えだけでは、新しいものを生み出すことができないことが多い。

歴史学、文学、美学など一見ビジネスに関係のない学問は決して答えは教えてくれることはないが、先人たちの思考や研究を通して、新しい視点を手に入れ得ることができます。

教養の役割は、課題に直面したときに考えるきっかけを与えてくれるものです。

最重要の教養は母国語である

教養の中でも一番最初に学ぶべき学問は言葉、母国語であると著者はいいます。なぜなら世の中を変えてきた人たちは言語の力で世の中を変えてきたから。アメリカの大統領になる人も、日本の明治維新で日本を変えてきた人たちも言葉を操り、協力者を得て、人々を正しい方向へ導いてきました。

人間を動かすことができるのは言葉です。だからこそこれから世の中の中心となっていく若者たちは言葉を勉強すべきです。

言葉には2つの機能があります。ロジックとレトリック。ロジックとは誰ものが納得できる理路を言葉にすること。つまり論理的に理解し、論理的に物事を説明することができるかです。

ロジックを鍛えるためには言葉の正しい使い方や論理の構築の方法をしっかりと学ぶ必要があります。その鍛える練習としてはディベートが有効的です。

レトリックは言葉をいかに魅力的に伝えるかです。相手の心に響く言葉の選び方や話し方など聞いている人の心にきちんと届けられれるように話せる人は政治家になることもできます。アメリカの大統領だったオバマ氏は言葉の選び方、話し方が上手だったと言われています。

世の中を変えていく、背負っていく若者たちは母国語を学ぶべきです。

結論

これからを担っていく若者は考え続けることをやめず、言葉を磨き続けることで日本を背負っていく存在へとなります。まずはこちらの本を読んで、己の内なる炎に火をつけましょう!今日も読んでいただいてありがとうございました!それでは!

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渋江 彰寛
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