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【06】エンタメとしての早起きを突き詰める『サラリーマンは早朝出社をしよう!』日本エクストリーム出社協会編

遅々として進まなかった働き方改革が新型コロナウィルスの影響で急速に進んでいる。
テレワークの本格導入、時差出勤の定着など使われていなかった制度が動き始めた。
「なぜ働き方改革を進めるのか」説明していた時代から「なぜ働き方改革を進めないのか」説明が求められれる時代になった。
明らかに潮目が変わった。

それを受けて6時前に起きて、7時30分始業、16時終業というサイクルを試している。
朝は通勤電車が比較的空いているし、オフィスにかかってくる電話も少ないので集中できていると思う。
何より家に着いても空が明るく、自分の時間を取れることが嬉しい。


2014年発行の少し古い本になるが、早起きの極端な楽しみ方を提示してくれる。
著者が「日本エクストリーム出社協会」というのが既に楽しい。
エクストリームは「過激な」、「極端な」という意味だが、そこに(かつての)サラリーマンの宿命「出社」が結びつく。
プレイヤーを「出社ニスト」と称し、遊びに変えている。
コンセプトは、早朝出社をとことん楽しむことで、意識の高い「朝活」とは一線を画すという。

読者がエクストリーム出社に挑戦しやすいように初級編、中級編、上級編に分けて事例を紹介している。
それぞれ気になったのは
初級編:朝から映画1本、本1冊(インドア系)
中級編:山手線を自転車で1周してから出社(タウン系)
上級編:前泊して温泉帰りにグリーン車で出社(トリップ系)

「遅刻や午前休はもっとも恥ずべきこと」
「他人や社会に迷惑をかけない」
「できるだけ楽しむ」
単なるウケ狙いではなく「大人の遊び」に仕立て上げているのも好感

エンタメとしての早起きはニューノーマルにもよく馴染む

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