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定期購読マガジンを始めました。
興味を持っていただき、ありがとうございます。
noteにはこれまで「旅行エッセイ」や「読書感想文」「映画感想文」など、50記事ほど特に決まったテーマも無く、ただ思ったことを書き連ねてきました。
ただ記事を書いていくにつれて、自分の中で人生のテーマの様なものが少しづつ見えてきたように感じています。
それは「豊かな人生を送る」ということ。
なぜ「豊かな人生を送る」というテーマが見えてきたのか。私の経歴を踏まえてお話ししようと思います。
なんとなく生きてきた学生時代
現在「35歳」。昭和最後の年の生まれです。
ちょうど中学生になった頃から「ゆとり教育」が始まった世代です。特に考えることもなく地元の高校へ進学し、そのまま地元の大学へ。
大学時代、研究室で専門ではなかったプログラミングを始め、システム開発に興味を持ち、IT企業を中心に就活をすることになりました。
大学生活をなんとなく過ごしてきたせいもあり就活は苦労しました。数十社受けても内定が貰えませんでしたが、運よく推薦を貰えたIT企業に入社することができました。
働くことしか考えていなかった会社員時代
就活で苦労したこともあり、入社してからは身を粉にして働きました。日を跨いで帰ることも多く、家には寝るためだけに帰っている状態でした。1日のほとんどを会社で過ごし、基本的に土曜日も仕事。
起きている時間の90%は会社で過ごすという日々。そんな日々が6年ほど続きました。
ただ、だんだんと「不安」や「焦り」の様なものは蓄積されていました。
本当にこのままこの仕事を続けて良いのか?
あと30年もこの会社で仕事を続けるのか?
体力的にも精神的にも辛くないか?
この様な考えが頭から離れなくなりました。好きで選んだ仕事でしたが、30年後の自分を全く想像できませんでした。仕事の「量」も「責任」も大きくなるにつれて「やりがい」はどんどん小さくなりました。
会社を辞める決意
そんな時、ある出来事をきっかけに、初めて「残りの人生」について考えました。
ITが本当にしたい仕事だったのか?
ITが本当に好きだったのか?
ITが好きだったのは確かです。でもそれは「仕事として好き」なだけであって、「本当に好きなもの」とは違いました。「勉強の中では数学が好き」と同じ感じです。
「本当に好きなもの」はカメラや旅行でした。しかし仕事が忙しく楽しむ機会も少なくなっていき、好きなものを犠牲にしてまでする仕事に価値はあるのかと考えるようになりました。
「仕事の中で好きなもの」を仕事にするのか。
「本当に好きなもの」を仕事にするのか。
色々な考えはあると思いますが、私が選んだのは後者でした。
すぐに会社を辞めました。
自分でも驚きました。
それほど限界だったのかもしれません。
仕事に疲れた私が選んだ道
「本当に好きなもの」を仕事にしたい私が選んだ仕事は観光地を紹介するサイトを作ることでした。
自分の好きなものである旅行の魅力や、旅行の仕方、観光地の魅力、観光地へのアクセス方法など、旅行に行くときの手助けになれる様なサイトを目指しました。
いまでもなんとか続けていますが、もの凄く苦しんだ時期がありました。
2020年、あの「世界的感染症」が猛威をふるいだした頃です。外出が難しくなったあの時です。
そこから2年ほど苦しい日々が続きました。
その頃に出会ったのが「読書」です。
読書がもたらした意識の変化
今から約1年と少し前の2022年の秋ごろから突然「読書」をする様になりました。
この↑の記事は読書を始めてすぐに書いた記事です。
この時から約1年間で130冊ほどの本を読みました。読書を始めたことで、物事に対する見方や捉え方が大きく変わりました。1年前の自分が今の自分を見たら驚くと思います。
読書を1年間続けたことで、noteで発信したいほど色々考える様になりました。
そして、記事を書き続け、見えてきた人生のテーマが「豊かな人生を送る」ということです。
「豊かな人生を送る」ための模索
読書を始めてから、私は人生に大事なのは「豊かさ」なのではないかと考える様になりました。
例えば、山口県にある世界遺産である「松下村塾」に行ったとしても、何も知らないとただの小さな家に見えてしまいます。その場所にいた「維新の志士」たちの意志や思いを感じることができないのです。
「食」についてもそうです。
例えば、ウイスキーを日本で初めて作った「鳥井信治郎」や「竹鶴政孝」。この2人の思いを考えながらウイスキーを味わうと、何も知らずに飲んだときとは美味しさはまるで違うものです。
仕事についてもそう。自分がなぜその仕事をしているのか。私はほぼ何も考えずにIT企業を選びましたが、その仕事が世の中の為にどのように役になっているのか。誰のためになっているのか。それが考えられないとただ空しいものになっていきます。
同じ行動をしていても「旅行の楽しみ方」や「食の楽しみ方」「仕事の仕方」が変わってきます。これが「人生を豊か」にしているということではないのかと考えるようになりました。
読書を始めたことで、今まで知らないことしかなかったことに驚き、自分がどれだけ、なんとなく生きていたのかを痛感しました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これから「豊かな人生を送る」ための模索を、このマガジンには書き連ねていこうと思います。
この挑戦が、少しでも皆様のお役に立てたらと思います。
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