プロコン研究会を本格始動
大阪でプロコン研究会を開始しました
めでたく開始できました
この度、大阪府の中小企業診断協会で、プロコン研究会というものを立ち上げました。
メンバーになっていただいた方がいたので、何とか立ち上げができたというところです。ご参加いただいた皆様ありがとうございます。
3年前にWEBマーケティング研究会というのも立ち上げたのですが、やっぱり立ち上げは怖かったりもするのですが、色々と考えますし、変化があるので、楽しいですね。
プロコン研究会の目的
プロコン研究会を立ち上げた目的は以下のものです。
コンサルのノウハウを磨く場所を作りたい
コンサルティングについて話し合える場所を作る
やる気のあるプロコン同士の接点を作る
プロコンになる人が欲しいものを明らかにする
プロコンの収入を増加させる
プロコンが主体となり「中小企業診断士の地位向上」をめざす
プロコン研究会とプロコン塾との違い
プロコン研究会は基本的にボトムアップ型にしています。初回は私がしゃべりすぎちゃったんですが・・・
自分を含むメンバーが作った名前を隠した成果物で、質問をしたり、ブラッシュアップしたりを基本の流れにしていく予定です。
プロコン塾といった形式の方が即実力を身につけられるので、新人にとってはメリットも大きいです。
一方で、ずっと学んでいくということが必要だと思っているので、新人、中堅にとっても長期的な学びの場になったらいいなと考えています。
プロコンの組織化はやっぱり必要
規模の問題
自分で丸11年仕事をしてきて、組織化は必要だろうなというのは強く感じてきています。特に小規模組織ですね。
というのも、大阪にはプロコンのみで作る団体(診断士会)がありますが、350人を超える組織になっていて、顔も見えなくなってしまいましたし、どうしても一方通行になってしまいます。
一方通行だと、どれぐらいのレベルに達しているかを確認することが難しいというのが一番の課題です。
あと、プロコンの能力差というのはやっぱりあります。人の能力を分析することもプロコンの仕事の一つだとは思っているのですが、自分ではわからないですよね。(私自体もいつも不安ですし。)
小規模でのレビューで、能力を確認して磨き上げていく形は必要だと思っています。
アピールの問題
診断士は意外とアピールが難しいです。WEBページを作っても、基本的にはそれほど見に来る人はいません。営業メールだけは山ほど届きます。
本当にコンサルティングを求めている人なんて世の中に僅かですから。大手コンサルファームだってITと会計の導入・運用がメインですし。
新しく社長をやる人は成功したらコンサルをやりたいような人ばかりなので、外部のコンサルを必要とするわけないんです。
ただ、もちろん診断士が活躍できる場所もあります。そして、活躍できる場所のチャネルは一部の人だけが持っているのが実際のところです。
外から見れば「既得権」と見えるものですが、それなりの理由があって存在しているわけです。
※診断士の世界の「既得権」なんて小さくて、儲からないものですが・・・
「既得権」を潰すという選択も一つですが、まずは既得権を持っている人から使ってもらうというのも一つだと思います。
組織化して、フォーマット・一覧表を作れば、アピールはしやすくなりますので、まずは診断士向けにアピールできるようにしたいと考えています。
学習の問題
診断士は全体的に勉強熱心なんですが、コンサルティング技術とか能力については意外と学びが弱いです。必要だと考えている能力もみんなバラバラですしね。
答えがないからというのが最大の理由ではあるのですが、ここがコンサルファームとの違いだと思っています。
コンサルファームはナレッジとして蓄えているのもありますし、しっかりした研修制度で運用しています。
これは受注の形が違っているのは大きな理由だと思います。
コンサルファームは決まった形での受注がメイン。(ゴールが明確)
診断士は受注してから形ができる場合も多い(ゴールがない)
窓口支援なんて言うのはコンサルファームにはないですから。
プロコン研究会ではとりあえず、診断士に必要なテーマを設定してからテクニック面や状況分析をメインにしていきたいと思っています。
メンタル面も大事ですけど、実際、考え方ってそれぞれですし、なかなか難しいですよね。本当に正しい考え方って自信をもって説明できないです。
まとめ
始めたばかりなので、実際どうなるのかわからないです。
まぁ、1回目をやってみて評判は上々だったので、何とかなるだろうという気軽な気持ちでメンバーと一緒に作っていこうと考えています。