65歩早仕掛けとは似て非なる戦法・へなちょこ急戦(Sugar流超早仕掛け)[先手・四間飛車編] その2
以前、超早仕掛け(へなちょこ急戦)の対策記事を書いたのだが、
※ 65歩早仕掛けとは似て非なる戦法・へなちょこ急戦(Sugar流超早仕掛け)[先手・四間飛車編]
そこに書いてない、別の攻め筋の超早仕掛けをくらったので、そちらも解析してみた。
先手四間飛車 対 後手超早仕掛け である。
前回は ▽65歩 や ▽64歩 の解説だったが、
今回は ▽85歩 と継ぎ歩をしてきた場合の解説。
▲57銀、▽86歩、▲22角成の角交換、▽同銀、
▲63歩 と叩く。
▽同銀、▲83歩とまた叩き、▽同飛、 ここで ▲63飛車成!
▽同金 に ▲72角 で 先手振り飛車優勢。
以下、▽93飛、▲63角成、▽65桂、▲74馬 と進むのが最善手。
また、先に後手から角交換の、▽77角成とされた場合は、
▲同桂、▽86歩、▲65桂、▽64歩、▲73桂成、▽同銀、
▲55角 と中央に角を設置し、▽87歩成、▲65歩。
以下、▽77角、▲64歩、▽55角成、▲同歩 と進む。
玉の固い振り飛車が優勢となりやすい順だ。
また、▽77角成、▲同桂、▽33角 なら
▲75歩 と 桂頭攻めをするのが最善手だそうだ。
以下、▽77角成、▲74歩、▽83飛、▲61角。
そして ▽93飛、▲72角成、▽68馬、▲同銀 が最善手。
飛車が使いづらい後手よりも、先手振り飛車の方が指せる展開だろうか。
いかがだっただろうか。
以前の記事と合わせて、超早仕掛けの四間飛車編はすべて解説出来たと思う。
変化的には決して簡単ではないかもしれないが、超早仕掛けに対して五分以上の指しこなしを目指してほしいと思う。