角換わり早繰り銀(78玉型)対 腰掛銀
古田龍生奨励会三段の大宮将棋教室で、角換わり早繰り銀を教えてもらったので、忘備録として書き記す。
角換わり早繰り銀には腰掛銀で対抗、というのは、振り飛車党の私も知ってた。
たまに相居飛車で角換わり早繰り銀をやるのだが、自玉のベストの位置がよくわからないので(本で読んだら、居玉とか58玉とか色々あった)、古田さんにきいてみた。
どうやら今のところ早繰り銀で一番いいのは、「78玉、68金」型らしい。(図)
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なぜかというと、玉が左に入るので、56歩とできて、▲55銀と相手の腰掛銀に右銀をぶつけてさばくことができるからだ。
角換わり腰掛銀の「ガッチャン銀」みたいだ。
なお、右金を49のまま保留してるのもミソ。角の打ち込みがない。
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そして▽同銀、▲同歩、と5筋の歩が伸び、
後手が▲63銀を嫌って▽52金としたら、5筋を伸ばした効果で▲54歩、▽同歩と5筋の歩を切って、
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単に▲71角や、
▲53歩(ソフト最善)、▽同金、▲71角
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の攻め筋があり、先手の攻めが繋がる。ということらしい。
「78玉」型の弱点は、玉が相手飛車に近い分、継ぎ歩攻めや桂馬跳ねの単純な攻めが結構怖いということだろう。
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深くは検討してないが、後手としては防戦一方にならないために、やはりこのあたりで攻めるのが最善だと思う。
深く研究したら面白いかもしれない。
以上、角換わり早繰り銀の簡単な序盤定跡でした。