石田流対策・居飛穴「射手の構え」が炸裂!
お相手(先手)に石田流に組まれた将棋。こちらは居飛車穴熊。
便宜上図は先後逆。
後手の「▽64銀+▽42角」が「対石田流の<射手の構え>」。
石田流に対して用いられる布陣で、元奨励会ブロガーのあらきっぺさんが命名してました。
石田流の浮いた飛車を、銀で攻めて圧迫するのが狙い。
お相手は、銀冠を目指してきましたが、これは悪手。
離れ駒ができたこのスキに攻めます。
まずは9筋と7筋を突き捨てて
95香車と走ります。
▲96歩と受けると、▽75歩で飛車が詰むので、
▲64角と切って、銀角交換するしかないですが、
▽同角、▲95香に
▽69角と浮いた金に当てる手が成立。
▲38銀と金を守りますが、
▽75歩、▲96飛、▽84角成 で、飛車か桂馬が取れそう。ということで後手ペースです。
なお、石田流が銀冠に組んだのが悪手といいましたが、
石田流側は、居飛車に<射手の構え>に組まれてしまったら、
桂馬や腰掛銀の利きで ▲65歩と突いて、
銀を追い返さなければなりません。
これには居飛車も銀が下がって、ここから一局の将棋です。
いかがでしたでしょうか。
対石田流の<射手の構え>の攻め筋の紹介でした。
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