選挙の後が大事…それは、政治家だけではなく投票した国民も
総選挙の結果が出てからの平日が今日で終わる。
自公が過半数割れして政権の枠組みがどうなるのか、野党各党はどうするのかに注目が集まり、誰と誰が会ったとか、首班指名は誰に投票するとかマスコミでは話題となっている。
11日の首班指名選挙が終わって組閣するまではこの流れは続くのだと思う。
有権者の皆さんも毎日のニュースで流れてくるのでその頃までは多少なりとも政治のニュースに関心が向いたままだろうなと思う。
しかし、その後はどうなるのだろうか。
日本人の悪いところは(他の国ではどうなのか知らないが)投票しっばなしで自分が投票した議員がその後、議会でどういう活動しているのか、議会でどんな質疑を行っているのかを追いかけないところだ。
投票して当選させた、つまりは製造者責任としてその人がちゃんと期待通りに働いているのか監視し続ける義務があると思う。
しかし、現実は多くの人が投票したけど、国会で何をしているのか関心をもたなくなってしまう。
これが日本の政治をダメにしている大きな要因なのではないか。
自分が投票した人が国会でどんな発言しているのか、自分の期待していた通りの仕事をしているのかをきちんと追いかけて、期待に反していたら次の選挙の時には反対側に票を投じるなりすべきだと思う。
それをしないで政策で選ぶなどという事は出来ないのでは。
多くの政治家は選挙の時には大風呂敷を広げて聞こえの良さそうな事を訴える。
しかし、当選してしまうと選挙で公約していたことについて実現させる努力すらしなくなってしまう人がすごく多い。
それは有権者がチェックしないからだ。
政治家の側も常に自分に票を投じてくれた人から監視されているとなると行動しない訳にはいかなくなるはす。
それをして来なかったから、こんな政治状態なんじゃないだろうか?
マスコミも党の幹部などは取り上げことはあるけど、1期生議員の言動など最初の国会が終わったらその存在を忘れてかのようにほぼ報じなくなる。
スキャンダルでもなければ次の選挙までマスコミに取り上げられる事が一度もないという議員が大半になるだろう。
選挙の時に選挙公報やビラで公約を見たり、演説を聞いたりして判断する事も大切だけど、それ以上に選挙の後も次の選挙までどんな活動しているのかSNSを見たり、委員会での質問を動画で見たりして欲しい。
投票しなかった人も比例復活していたら、そちらの活動も是非チェックして欲しい。
そうすれば、次の選挙でどちらを選ぶべきかより判断が出来るようになるだろう。
これが有権者としての責務と思うがいかがだろうか?
日本国憲法にはこう書いてある。
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
自由や権利を守り続ける為には、我々国民が不断の努力をすることが必要なのだ。
不断の努力というと凄く大袈裟な感じがしてしまうが、自分の投票行動に責任を持って、投票した議員を監視していく、そして、時に苦言を伝えたり、役に立ってないと思ったら次の選挙で落とすようにすれば良いのだ。
自分の支持している党の議員であっても役に立たない議員は次回落とすべし。
これを忘れてはならない。