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辻井秋明
2021年8月3日 23:16
気は急くが、迷って、なんにもできずいるそのくせ、大きな夢を見て、叶うはずだと勘違い遠くのあいつを見てみては、運のせいだと、努力せずこんなものではないのだと、言い聞かせては寝転んで情けなくなり、泣きたくなるが、涙さえ出ず、失望すこんなもんかと諦めて、寝てはいつもの夢を見る馬鹿にされてたアリどもが、あのキリギリスの死体持ち、表情変えずに精を出すこの体中が黒くなり、息ができずに目が覚める
2021年4月5日 00:57
人生には区切りがあって、一つ一つが箱に入って分類されるようだ。僕の箱はまだ大学の分までしかないけど、ほとんどが空っぽで軽い。その鼠色をした箱は、スマホ片手にだらける自分しか入っていない。それはまるで僕が暮らしている部屋のミニチュアで、努力とか夢とかは全然入っていない。君のはどうなんだろうか。君の箱を勝手に覗いてみると、海とか空とか苦労とか恋愛とかがいっぱい詰まっている。密度が大きくて、そして輝いて