noteで使えるマークダウン記法まとめ
noteエディタとマークダウンの関係について調べたので、そのまとめです。
別エディタでnoteの下書きをしたり、ChatGPTで出力した要素をnoteに貼り付ける場合などには、どのような対応関係なのかを知っておくと、ちょっとだけ便利です。
noteは一部だけマークダウンに対応している
ショートカット: noteエディタ上でマークダウン対応の記号を使うと、その要素を対応している形式に変換する
貼り付け: マークダウンで書かれたテキストをnoteエディタに貼り付けると、それぞれの要素を対応している形式に変換する
noteエディタの形式に変換されたものは、もはやマークダウンではないので、変換後の文章をコピーしてもマークダウン形式では取り出せません。
文章生成AIはマークダウンを理解できる
マークダウンは、ChatGPTなどの文章生成AIに入力する形式としても、出力結果を得る形式にしても、何かと使い勝手が良く便利です。
ただしnoteに対応しているマークダウン記法は一部だけなので、note貼り付け用に使う場合は、要素を限定する必要があります。
次から、noteで使えるマークダウン記法を見ていきます。
見出し(heading)
マークダウンとしてはh1からh6までありますが、noteはh2とh3のみに対応しています。
試してみるには、次のテキストをnoteエディタに貼り付けてみてください。
# 記事タイトル(h1) // h2に変換される
## 大見出し(h2)
### 小見出し(h3)
#### 見出し(h4) // h3に変換される
##### 見出し(h5) // h3に変換される
###### 見出し(h6) // h3に変換される
引用(quote)
他のサイトや書籍などから引用する場合は、必ずこれを使いましょう。
> Markdownとは、テキストを構造的に記述する「マークアップ言語」の1つです。
>
> Markdown記法を使えば、ショートカットキーや記号の入力によって、見出しや強調などの装飾や、戻る・進むなどの操作がしやすくなります。
出力結果:
箇条書きリスト(unordered list)
一覧で、順番が無い場合。
- イヌ科
- 柴犬
- 秋田犬
- ネコ科
- 三毛猫
* ヒト科
出力結果:
イヌ科
柴犬
秋田犬
ネコ科
三毛猫
ヒト科
`-`と`*`の両方が使えます。混在すると、貼り付け時にうまく動かないので、どちらかに統一してください。
階層を分けるスペースの数は、それぞれ適当でも、うまく変換してくれるようです。
一覧を書く場合にはナカグロ(`・`)を使いがちですが、ハイフン(`-`)やアスタリスク(`*`)にすると、自動で一覧形式に変換してくれるので使ってみてください。
番号付きリスト(ordered list)
一覧で、順番がある場合。
1. お湯を沸かす(90°C程度)
2. カップにインスタントコーヒー小さじ一杯を入れ、140mlのお湯を注ぐ
3. コーヒーを飲む
出力結果:
お湯を沸かす(90°C程度)
カップにインスタントコーヒー小さじ一杯を入れ、140mlのお湯を注ぐ
コーヒーを飲む
実は先頭は数字でさえあればよく、同じ数字が並んでいても、1から始まらなくても構いません。ただし、表示は必ず`1`からになります。次の場合でも、上と同じ結果になります。
0. お湯を沸かす(90°C程度)
0. カップにインスタントコーヒー小さじ一杯を入れ、140mlのお湯を注ぐ
7. コーヒーを飲む
強調(strong)
文章の一部を太字にして強調します。
`**`と`__`はどちらを使っても構いません。ただし、noteエディタに貼り付ける場合には細かい違いがあるようです。
重要な箇所を**強調**します。
重要な箇所を__強調__します。 // 変換されない
重要な箇所を __強調__ します。 // 変換される
出力結果:
重要な箇所を強調します。
重要な箇所を__強調__します。 // 変換されない
重要な箇所を 強調 します。 // 変換される
`__`: 前後にスペースを入れないと変換されない
`**`: 前後にスペースを入れなくても正常に変換される(推奨)
コードブロック(code block)
プログラミングのコードなどを記入します。
このページでは、各要素の入力例として使用しています。
```
const name = "note";
```
noteエディタでは「```」と入力した段階でコードブロックが開きますが、マークダウンとしては、全体を同じ記号「```」で閉じて囲みます。
取り消し(strike)
主に記事を訂正する際に使用します。
文章中に~~取り消し線~~を入れます
出力結果:
文章中に取り消し線を入れます
区切り線(horizontal rule)
テーマ・話題の区切りを表します。
見出しを使って分けるのが一般的ですが、見出しを入れたくない場合などにはこの要素を加えます。
---
出力結果:
(上の横線)
あとがき
適切な要素で文章を構造化する利点はいくつかありますが、単純に見た目が良くなり記事が読みやすくなるので、ちょっとだけ気をつけてみるのがおすすめです。