ワイン超入門~初心者向けワイン本で挫折した人へ
ワインの入門書が数あれど、そのとおりに実践してもワインのおいしさがわからないという人おおいのでは?
プロやマニアの語る初心者向けのアドバイスが、初心者にとってはハードルが高すぎることはよくある話。
ワインも例外ではありません。
こんなときは子供のころを思い出しましましょう。
紅茶はストレートが無理でも砂糖をたっぷり入れれば飲めたはず。
地域によっては麦茶も砂糖を入れるとか。
コーヒーは苦い水だったけどコーヒー牛乳なら、とくにお風呂上がりの一杯は最高。
うんと甘くするか他のモノと混ぜれば、苦手な飲み物も平気。
うんと甘くする。
ワインでは貴腐ワインがそれにあたるでしょう。
貴腐ワインの詳細は調べてもらうとして、これ、ちょっと大人向けのジュースといった風味でとっても甘いんです。
甘さが身上ですから多少温度管理が雑だろうと(冷蔵庫に保管でいいでしょう)、ワイングラスを使わなかろうとまあまあ飲めてしまう。
おなじようなものにアイスワインがあります。
どちらもややお高めですが、おいしさのわからないワインを何本も使って舌を慣らすよりはトータルでは安くつくはず。
次は別のものと混ぜる方法。
フルーツをつけこむサングリアもよいですが、個人的には炭酸飲料とまぜるのがおすすめ。
炭酸が苦手ならフルーツジュースでもいいでしょう。
最初はワイン1にジュース10くらいの、ごく薄いものからはじめて段々濃くしてく。
私が最初においしいと思ったお酒がウイスキーだったのは自分のこのみの濃さに水で割れたから。
ワインも別のものとまぜて好みの味にしてしまえばいいでしょう。
こうしてワイン=おいしいの回路を自分のなかにつくること。
そこではじめて「入門書」が約にたつようになります。
世にある入門書の多くは「中級者」に「入門する」ための本だったりします。
ワイン初心者にはコルク栓がくせものですが、最初はペットボトルなどと同じスクリューキャップのものや、紙パックに入ったものを使えば問題ないでしょう。
グラスもふつうのコップでいいでしょう。
ふところに余裕があるならジャンシスロビンソンのグラスをおすすめしますけど。
保存は冷蔵庫でじゅうかと。
最初は一杯を飲むのに時間がかかり、だから冷やしすぎになりがちな冷蔵庫にいれた一瓶も、飲んでいるうちにいい感じの温度になるでしょう。
コルク栓を抜いた瓶はそれ用のフタを買ってつけるか、ラップで入り口をふさげばいいでしょう。
中の空気を抜いて鮮度を保つという商品がありますが、私はあまり効果を感じませんでした。
3日くらいはもつはずですが、それまでの飲みきれないなら料理に使ってしまいましょう。
少し話が脱線しましたが、ワインにかぎらず未経験の飲み物に挑戦するときはうんと甘くするか混ぜ物を使うかです。
ちなみにラベルに「甘口」と書かれただけのワインは、上記のようなジュース的な甘さは期待できない、せいぜいしぶみがあまりない程度のことが多いので初心者にはおすすめしませんね。
私も最初のころは「砂糖みたいに甘くもないのに甘口なんて詐欺だぁぁ」と思ってましたし。
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