欲しいものが存在しなかったから、自分で0から作る楽しさを知れた
前回は、秋葉原には好きなものが好きな温かい人が集まってきて嬉しかったんだってお話をしました。
♡前回の記事
様々なジャンルの好きが集まる中で、みんなに共通しているものがあります。
それは、好きなものに対する情熱だけは誰よりも強い自信がある人が多い
ということです。
また、私の話をさせてください。
これは子供時代までさかのぼります。
私は、秋葉原から一時間半くらい電車で下って、さらに車がないとたどり着けないくらいの田舎に生まれました。
近くに住んでいる子供は数えるくらいしか住んでいなくて
幼稚園の頃からずっと、一人で絵を描いて過ごしていました。
人と話すのは苦手で、大人と話すのも恥ずかしい。
ただ、絵を描いている時や物語を考えている時だけは楽しくて
その世界に入っていられたし、時間を忘れられました。
当時好きだったアニメ『姫ちゃんのリボン』を見て
おばあちゃんにもらった黄色い着物の切れ端。お母さんに連れて行ってもらった小さな手芸屋さんで50円のフェルト生地の黄色、茶色、白の3枚を少ないおこづかいで買いました。
そしてその中に出てくるライオンのぬいぐるみ『ポコ太』を自分で作ったんです。
小学校一年生か、幼稚園くらいの時だったので、針も糸も使えなくて
木工用ボンドで一生懸命形を作って。
細かくて難しいところは確か油性ペンで描きました。
この話を昔運営していたメルマガ(時代がバレる!!!)に書いたら母が読んでたらしくて、最近になって
『なんか買ってあげた覚えのない、変な人形いつも持ってるなーと思ってたけどあれ自分で作ったのね?』
なんて言われて、ちょっと悲しかったんですけどね。笑
(子供が作ったので仕方ないんです!笑しかし写真も何にも残ってないのが残念……結構頑張って作った覚えだけある)
当時は地方のアニメショップなんてなかったし、高価なおもちゃやグッズを買ってもらうことはなかなかできませんでした。
そんな私が編み出したのは、先ほどお話した
『パンがなければケーキを食べればいい……』ならぬ
『欲しい物がないなら、自分で作ればいい!』でした。
小さい頃はそんなグッズやお姫様みたいなアクセサリーとか、たくさん作ったと思います。
マンガの好きなページを切り抜いてキャラクターをたくさん貼り付けて、オリジナルの便せんを作ってみたり。
高学年になると針や糸が使えるようになったので
星のカービィやポケモンのぬいぐるみを作ってキーホルダーにしたりしました。
本当に小さいころからモノづくりが大好きだったんだなぁって思います。
それに、自分でつくったものって愛着がわくんです。
誰かに習って作ったわけではないので、どこか少し不格好かもしれないけれど、世界に1つだけの形。
自分でなにかを生み出したときに感じられる、かけがえのない楽しさなのかなーと思います。
0から何かを作って人を笑顔にするのが好きで、
コロナ禍は秋葉原でカラオケイベントを企画しました。
カラオケに行きたくても人と集まることが難しい。
会場も、イベントが入らなくて悲しい…
それならば、どんな人でも大きなステージで歌うことができる『カラオケイベント』があったらいいんじゃないかな!
そう思って企画を始めたら、協力してくれる人が増えてあっという間に毎回満員になるイベントに成長しました。
会場の秋葉原from scratchさんは、コロナ禍にオープンした会場なのですが、料理やお酒もおいしいし、ステージや音響もとっても豪華なので少しでも人に知ってほしい!そんな想いで作ったイベントでした。
最近はカラオケイベントはお休み中ですが、新しい形での復活企画をしていますので、また是非!!
遊びに来てほしいです…!!!
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