なぜ、秋葉原を舞台にした物語ができたのか…? あきかふぇ原作担当 秋葉るき
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秋葉るきとは…?
どこにも居場所がなかった私を救ってくれた街、秋葉原
元・秋葉原のツアーガイドとして、自己紹介
改めまして “アキバ歩き“の!秋葉るきです…笑!
現在は秋葉原に会社を作り2024年で8期目
秋葉原中で配布しているフリーペーパー『秋コレ』の企画や発行の仕事をしながら、秋葉原の住民として生活しています。
私がなぜ秋葉原に住んで仕事をしているかと言うと、秋葉原の街や集まる人が好きだから。
そして、昔の私が秋葉原の街にたくさん救ってもらったからです。
プロフィールでは大層なことを語ってきましたが…
人とのコミュニケーションが苦手。良かれと思い口走った一言が、悪気なく迷惑をかけてしまうこともあったり。
好きな服を着て出かけることに文句を言われたり、厳しい家からは早く出たかった学生時代を過ごしてきました。
学校ではアイドルのメンバー全員言えた段階でオタク認定される時代だったし…
親からは、就職するなら公務員になりなさい。真面目な仕事にしなさいと言われ続けました。
アニメは子供が見るもの。
趣味は大人になったらやめなさいと言われ続けていました。
大人になった今ならば、両親だって、
自分を心配してくれて言ってくれたことなんだとわかるのですが…
当時の私にはとても苦しくて、世の中は生きづらくて…
好きなことを思いっきりできる人がうらやましくて仕方がなかったのです。
そんな私を救ってくれたのが、秋葉原の街
でした。
当時はmixiだったのですが(世代がバレますね)好きなことが同じ人だけが集まるmixiコミュニティで、秋葉原やアニメ、漫画等好きなことを語れる人と仲良くなっていきましたね。
そんな仲間と集まるのは、決まって、秋葉原駅。
お店と何時に集まるかを決めて、ドキドキしながらみんなで集まって、時間を忘れて好きなことを語り合って…
現実での辛いこと、悲しい出来事を忘れて笑顔になることができました。
当時の私にとって、秋葉原は全てを包み込んでくれる素敵な街。
自分に自信がなくて、ドジしちゃうことだって、『属性』といってドジっ子属性なんて、プラス属性になっちゃう…!
居心地の良い街だから毎日のように歩き回って、門限ギリギリまでずっと秋葉原に入り浸っていました。
当時からメイド喫茶で働きたい!と思ってたのですが、門限が厳しすぎた私が働けたのは、昼間のみ稼働することができた『観光案内所』のメイドガイドでした。
カフェで働けなかったけれど、それでも採用してもらえたガイドの仕事はとっても楽しくて、やりがいがありました。
小さくても、週に数回でも好きなことを仕事にすることができた経験があるから、今も好きなことを仕事にして続けるモチベーションになっているんだと思います。
メディアで紹介されない本当の秋葉原
旅行会社に属して、ツアーガイドとして街をご案内をするようになったり…秋葉原で長―く働いたり住むうちに、発見したことがあります。
【メディアで紹介されるアキバ】と【実際のアキバ】には大きな違いがあるということ!
当時は、そういう部分を本にして、フリーペーパーにして発信していきたいなーなんて思ったんですけど
ノンフィクションで書こうとすると、実際にいる人やお店が登場することになります。
前から情報発信を作業的にすることが苦手な私は…もしかしたら迷惑をかけてしまうかもしれない…!
間違ったことを書いたりするのはごめんなさいって感じなんですけど。個人の意見といえど、対立してしまうのが怖くなってしまいまいた。
基本的に豆腐メンタルなので、戦うような強い言葉を書いたり、言い切ったりすることは苦手なんです。
そんなこんなで、会社を作ってからは次第にSNSで発信することが怖くなって…今はたまに、町内活動をつぶやく程度で、基本は裏方としてフリーペーパー秋コレの編集者に落ち着いていました。
自分の実際の経験を、創作作品にしていけばいいのかも!
でも、昔からオリジナルの物語を紡いでいくことが大好きだったから。
私が経験してきたことや想いを、ノンフィクションではなくて、ひとつの創作作品にして発信できたらいいのではないか…?
ということでできたのが
「あきかふぇぷろじぇくと」という個人の創作プロジェクトです。
当時秋葉原に通う電車の中で、好きな音楽を聴きながら、想像して作った物語です。
主人公の女の子、リサとナナは、私の分身。
しっかり者のリサはいつも冷静に物事を判断してやりたいとおもったことを実践していく力があります。
夢見がちのナナは、思いつくアイディアが奇抜で、勢いがあっていつも笑顔。前向きにみんなを引っ張っていくムードメーカーです。
秋葉るきとして、実際に秋葉原で体験してきたことをこの2人の力で、創作として形にしていきたい!!!
そんな思いで少しづつ発信することに決めました。
何ですぐやらなかったの?なんで続けなかったの?なんて言われることもあるのでその理由なのですが。
私が秋コレという会社を作ってからは忙しい毎日に追われて、好きなことを好きにできないほど業務に追われていました。
ふわふわ~と生きてきた私にとって、とーっても苦手な数字、事務作業、書類作り等…人の何倍も時間がかかりながら作業して要領がいいほうではないので、帰ってはアニメをみて寝てしまうような日々でした。
個人事業の時のように秋葉原のお店に通うことも減ってしまったし、好きなイベント参加も減ったし、趣味であるイベント主催もできなくなっていきました。
ぽっかりと空いてしまってた数年間。
この理由で、創作活動を泣く泣くお休みしていたのです。
そして、コロナ。
会社を守るのに必死になってでもまだ何にもできなくて・・・・
すごーく、辛かったです。
そして2022年くらい…かな
昔の仲間に誘われて、とあるライブイベントに遊びに行ったのです。
そこで色んな出会いがあって。
色んな音楽を知って、すきなコトを思いっきりする人たちに感動して
私は心動かされました。
自分らしく居たいなぁ
もっと、発信していきたいなぁ
そんな気持ちがどんどん強くなっていったんです。
ポンコツで要領が悪い私ですが、前よりは自分の時間を作れるようになりました。
少しづつだけど、また彼女たちを動かしていけるかもしれない。
そう思って過去の小説やCDを掘り出しました。
そして今、この筆を(noteだから筆ではないかw)キーボードをたたいています。
まだ文章にするのは難しいけれど、ポンポンと浮かんでくるストーリーの種が自分の中に、まだこんなにあったんだ!って気が付きました。
小説に関しては、私はこの通り文章を書くのは得意ではないので、昔から、雪村さんに頼んでいます。
私が思い描いた点と点のストーリーを、線にして、カラフルにして仕上げてくれる彼女の小説は、解像度が高く、とても素晴らしい物語になりました。
今、あきかふぇ運営ができているのは彼女のおかげですし、この小説へ込めた想いを沢山の人に届けたくて、形にしたくて今ももう、うずうずしています!!
時代が変わっても、伝えたい想いがあります。
4月19日発行のフリーペーパーで念願の…
私が編集長をつとめるフリーペーパー秋コレ。
次号は念願の、あきかふぇの2人と秋コレ看板娘のコラボの表紙です。
編集長権限でちょっとだけチラ見せ…
私にとっては、ここからが始まりです。
私の物語が大好きなあなたに届きますように。
最後まで読んでくれてありがとう。