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上司は何もやらなくてよい、部下に任せる仕組みづくり⑤率先垂範

お疲れ様です。
アラフィフで起業を目指しています。

微力ながら、10年ほど課長職をやらせてもらっています。そして先日サラリーマンの終わりの日程を決めました。

卒業予定の日まで、まだ日にちがありますので、私が持っている権限なるものをどんどん委譲していこうと考えています。

前回は「労務管理」について書きました。


今回は、「率先垂範」について考えてみます。

リーダーといえば率先垂範?

面談で、リーダーとして大切なことはなんですか?
という質問をすると、必ずと言っていいほど含まれている回答の一つ、率先垂範。

人の先に立って行動して、模範を示す

どうでしょう?

なんか、気持ち悪くないですか?

自然な率先垂範なら良いのですが、リーダーだからって無理をして皆の先頭を走る上司の姿。

私はリーダーだって無理をして常に先頭を走ることないと思っています。

チームなんだから疲れたら交代すればいい。

私のリーダーのイメージ。

先頭を交代しながら走る「パシュート」

日本のリーダーはこうでなくっちゃ。

部下の仕事を奪う

なぜ私はリーダーの率先垂範を放棄しているのか?

その理由の一つが、リーダーが部下の仕事奪ってしまうからです。

また次の機会に書きたいと思いますが、リーダーの仕事としてこれも良く出る「人材育成」。

人が成長するのは、リーダーからの指導ではなく、仕事の機会や経験を通じて。

その仕事を良かれと思って上司がやってしまっては、いつまで経っても部下は成長しません。

部下のモチベーションを奪う

そしてもう一つの理由。

それは部下のモチベーションを奪ってしまうことです。

何でもかんでもリーダーが率先垂範してしまうと、部下はどのように感じるでしょうか?

信頼されていないんだなぁ

部下に任せず自分がやるということは、部下を信頼していない。「お前たちには任せておけない」ということを態度で示している訳です。

リーダーとしては、逆効果。

だから、下手に率先垂範するよりとりあえず任せればいい。そして失敗したら「ナイスチャレンジ」と一声かけたら、後始末はリーダーが率先垂範すればいい。

そしてリーダーは、部下に次のチャンスを与える

この繰り返しです。

だからリーダーは率先垂範している暇なんてない。

リーダーが率先垂範するのは、謝罪案件や失敗の後始末だけでいい。

世の中から、少しでも率先垂範型のリーダーがいなくなれば、部下の職場環境も良くなるのではないでしょうか?

おわり

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