FP学習日誌(番外編) -ワインについて
相変わらず本業が忙しいことを口実にFP学習を後回しにしていますが、そんな中今日は「ワイン」について、自分の備忘のためにもnoteを書き残しておきたいと思います。
先日「世界のビジネスエリートが身につける教養としてのワイン*」というちょっとこそばいタイトルの本を読みました。ビジネスエリートやって(笑)。そして最近はポッドキャストで「ワインの輪**」という番組を聴いてたり、あとなんと昨年は日本ソムリエ協会主催のワイン検定を受験しました。「ブロンズクラス」(入門者レベル)合格しました!
その昔には、なんちゃってワイン教室に少し通ってたり、オーストラリアのワイナリー見学ツアーに参加したりもしたのですが、そんなときも「わー、おいしい!」とがぶ飲みしてベロベロになったり。。。ワインを学ぶというよりは、単にいっぱい飲みたい!な感じでした。
まあ、いまも本格的に勉強しようとかは正直考えてないのですが、しかしそれでも最近はほんの少しくらいはわかるようになってきた気がしなくもなくはないかな。
* 渡辺順子著 ダイヤモンド社(2018年)
**しんちゃんとヨシキくんという関西人の幼馴染のお二人のほんわか番組です。とっても癒されます。
で、本題ですが、FP学習→お金の話→ワイン投資、と無理やり流れを作ろうかとも考えましたが、ちょっとだけ調べたところ、やはり「ワイン投資」は素人が手を出すものではないな、と。。。たとえ数十万円もするワインであっても、1本だけでは投資にはならず、数本そろえてシリーズで寝かせておいて価値が出るのを待つ、みたいな。わが家の家庭用ワインセラー(8本)では状態も保てないし、友達が遊びに来たとき酔った勢いでうっかり開けてしまうという事故のことも考えると怖すぎます。
なので今日は前記の通り、自分の備忘のため、ワインの基礎の基礎を記していきたいと思います。
まずは地域的な話から。
ワインといえばフランス、とだれもが想起すると思いますが、これまでわたし自身は正直フランスワインは苦手で、いわゆる「ニューワールド」専門で飲んでいました。なぜなら値段の割においしい!ニューワールドの中でも米国や南アフリカ、豪、ニュージーランドなんかがお気に入りでした。
しかし今回ワインの歴史なんかもちょっと学んだところ、やっぱり「ワインといえばフランス」が正しいことを知りました。生産量世界一、そして格付けや製法にも恐ろしいほどのこだわりと歴史がありました。
まず驚いたのは、フランス含む(ニューワールドの逆の意味としての)オールドワールドでは、自然任せでフドウ畑には基本的に手を入れない、ということ。ワインの当たり年が存在するというのはそういうことなんですね。逆に、ニューワールド、特に米国では「なんでもあり」で、雨が降らなければ降らせればいい!という考え方で水もじゃんじゃん撒きます。
哲学的なオールドワールドに対して、商業的なニューワールドとでもいうのでしょうか。
ということで、ワインといえばフランス、そしてその中でも「ボルドー」がど真ん中、そしてその中でもジロンド川左岸のメドック地区が最も有名です。メドック5大シャトーは次の通り。
- シャトー・マルゴー
- シャトー・ラフィット・ロートシルト
- シャトー・ムートン・ロートシルト
- シャトー・ラトゥール
- シャトー・オー・ブリオン
オー・ブリオンはメドック地区ではないのですが、例外的に入っています。逆にそれだけ良いってことですね。
「ロートシルト」が2つあることに気づいたと思いますが、これは世界的財閥「ロスチャイルド」の仏語読みで、いずれもロスチャイルド資本のシャトーです。
そして上記に次の3つを加えてビッグ8とも呼ばれています。
- シャトー・ペトリュス
ー シャトー・シュヴァル・ブラン
ー シャトー・オーゾンヌ
いまネット検索してみたところ、たとえばペトリュス2017年はなんと税抜35万円!税金(35,000円)分だけでも、かなりいいワインが飲めます。さらに2004年は56万円!!!!昨日わたしは1,680円のワインを買うかどうかスーパーの棚の前で長いこと悩んでいたのですが、それが300本以上買えるってことですね。そんな飲んだらお腹こわすけど。
次にブトウ品種のこと。赤と白では品種も製法も異なります。それぞれ代表的な品種は次の通り。
<赤>
- カベルネ・ソーヴィニョン
- ピノ・ノワール
- メルロー
<白>
- シャルドネ
- ソーヴィニョン・ブラン
- リースリング
ワイン検定ブロンズクラスでは、これらに加えて赤白それぞれ10種類程度の品種が試験範囲になっています。
ところで「シャブリ」って聞いたことありますか?わたしは白ワインが好きなのですが、恥ずかしい話ですがこれまで、「シャブリがいいか」「シャルドネがいいか」みたいなことを言ってたのですが、シャブリというのはブドウの品種ではなく、フランスのブルゴーニュ地方のある地域でシャルドネ品種から作られる白ワインのことなのです。これって例えるとするなら「かっぱえびせんがいいか」「カルビーがいいか」って言ってた感じ?いや、「本麒麟飲む?」「発泡酒の方がええ?」の方が近いかな。まあどっちでもええけど。
赤と白の他に、最近米国など世界でブームがきてる「ロゼ」がありますね。これ「赤ワインと白ワインを混ぜて作ってる」と思ってる方いるかもしれませんが、そうではありません(笑)。大きく3つの製法があり、それぞれによって色や味わいが異なります。その中のひとつは、赤ワインの原料となる黒ブドウを白ワインと同じ製法で作るというものです。
また、オレンジワインというのも最近大流行のようですが、これも柑橘のオレンジから作っているわけではありません。これは簡単にいうと、さきのロゼとは逆で、白ブドウを赤ワインの製法で作ったワインのことだそうです。色が美しいオレンジになることでその名前がついたようです。
と、他にもいろいろと書きたいことはあるのですが。。。かなり長くなったので今日はここまでにしましょう。続きはまたいつか!
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