合格に必要なことは?
令和7年度土地家屋調査士試験の結果をみて思ったことを書いてみます
いやー今年の試験は色々驚いた
何が驚いたって合格者500人超えですよ
合格者が増えることを願ってはいたけど突然100人も増やされたら驚きます
合格者の内、調査士登録するのは75%位だそうで
令和7年でいうと合格者125名位の方は登録しないのか?
調査士登録しても2、3年で廃業される方もいるので調査士不足の解消には
まだまだ遠い状況が続きます
もう一つ驚いたのは記述の配点が大きく変わった印象
他の受験生の再現答案を見せてもらってて
「これなら基準点超えてるよ」と話していたのに
まさかの基準点以下
もう驚くしかない
ここから本題
調査士試験の合格に必要なことって何だと思います?
というか調査士試験ってどんなものだと思います?
私のイメージはこれです ↓
本試験を解いている時の心理状況はまさにこれ
足を滑らせたら即落下
極限状態で足を滑らさず問題を解く必要があるのが調査士試験
普通に考えて欲しいんですが、吊り橋渡る時に何に注意します?
バランスですよね?
両手でバランスとって渡ろうとしますよね?
これを調査士試験に置き換えると
右手は択一
左手は記述
と考えたら両方同じ到達点にもってこないとバランスとれないですよね?
バランスとれないまま74mの鉄骨渡りに挑みたいですか?
私は自他共に認めるA予備校大嫌い勢です
A予備校の学習は択一と記述のバランスが悪いんですよね
バランスの悪い学習であっても一部の才人は合格してしまうので
なんか正しい合格法と思われるかもですが
凡人が才人の真似をしたところで鉄骨から落下するだけ
実のところ私は令和5年度の調査士試験は
「択一は基準点、記述で上乗せして総合突破」を目指してました
結果どうなったかというと
択一42.5点 記述19点ですよ
もう笑うというより自分に呆れました
自信のなかった択一はまぁまぁとれて
自信のあった記述で爆死とか もう恥ずかし過ぎて勘弁してほしい
凡人が作戦をたてて試験に挑んでいる時点で自信のなさがうかがえます
令和5年度の試験当日のポスト↓
令和5年度試験の結果を見て
何か作戦を立てて調査士試験に挑むことはやめました
凡人が唯一できることは弱点克服のみ
択一も記述も満点(50点)狙い
何があろうが自分を信じ絶対完走
これが凡人でもできる合格への最短ルート
合格者が500人いれば合格への考え方は500通りあっていいし
私の考え方が唯一正しいとは思っていません
それを踏まえた上で読んでほしいのですが
1.不合格者「今年記述○○点だったから後10点上乗せしたらいい」
2.合格者「私も昨年0.5点足らずで不合格だったけど合格できた 来年は○○さんの番です」
3.不合格者「あまり勉強法は変えない方がいい」
私の感覚からすると「えっマジ本気で言ってんの?」となる
1のパターンは今年と来年の記述問題は別物
なのに10点上乗せとかまったく意味が分からない
まずやるべきは何が書けて何が書けなかったか
その上で次年度試験までに何の学習が必要なのかを考えることなのでは?
2のパターンは応援のつもりで書いたんだと思うけど
調査士試験ってこんな単純な話ではないですよね
昨年0.5点足らずだったのに今年は5点も足りない
令和5年度のとんでもない記述問題の基準点超えていた方が
令和6年度の素直な記述問題の基準点が超えられない
なんてことが起きるのが調査士試験
「いやーこの発言応援になってないわ」と思ってみたり
3のパターンはある意味正解で、ある意味不正解
令和6年度試験の択一で47.5点以上とれている方なら
択一の学習については同じ学習でいいと思う
記述に関しては同じ学習していたらダメだろ
たぶんですが、この発言をした方は
「記述問題は相性があるから自分は間違っていない」と思ってる気がする
記述問題に関しては確かに相性はあるとは思うけど
ガチで記述50点とる学習をしていたら基準点を下回ることはない
と言うのが私の考え方
記述に関しては同じ学習ではなく、開示請求答案を取り寄せて
自分は何が足りなかったのかを分析して新たな学習計画をたてないと
同じ様な結果になると思う
お蔵入りにしようかと思っていた記事ですが
せっかくなので最後まで書ききって出しておきます
才人には才人の戦い方
凡人には凡人の戦い方
自分はどっちなのか一度考えてみて下さい