【詩】麦の海
「麦の海」
青い麦苗が気をつけしている
畑に降り注ぐ水の鏡
小さな体で空に挨拶をする
風は優しく遊んでくれる
お日様を掴もうとする小さな手
水の月に生まれた命よ
路をひらいて澄み渡れ
麦の海の煌き
いつかこのカメラのレンズで望むから
大きな手と温かな手に守られて
麦は恵みに満ちた粒を育む
よどみのない鮮やかな水は
いつか黄金に輝く雲となる
あなたは希望の雨になる
2024年5月8日放送回の『ピアノジャーニー』コーナーで拙詩「麦の海」を石橋アナが朗読してくださりその後に松本俊明さんが詩をイメージした曲を即興演奏してくださったことは僕の人生の宝となりました。
松本俊明さん、石橋弘崇アナ、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。