あたらよ2とクビコンに挑戦しました
落選×2。苦しくても反省します。
第二回あたらよ文学賞
一次選考通過ならず。残念。
テーマの「青」に対して逆張りを狙いすぎた
「青」といったらぜったいに綺麗な話が多いに決まっている、という思い込みから、正反対を狙った話を考えました。完成作品に、テーマはほぼ関係ない。むしろテーマが変わっても成り立つ話。
真正面から立ち向かうことを放棄しました。逃げたのだよ。私は。
ラストが薄味すぎる
SFにしたいのかおバカにしたいのかがものすごく中途半端だったかなと思う。テキトーにしておけばよいものを、軽薄なウンチクを込めようとして失敗したような。
文字数が少ない
字数が少ないからといって悪いという話ではないんだけど、書きたい内容に対していくらなんでも字数が軽すぎたというか。味も薄いし短いしで、「元気」が感じられない。
応募作数が多い
応募作が多い中でぼこっと目立つには何かしらひっかかるものを持っていないと難しいかな〜と思ってます。私はいわゆる「うまい人」ではないため、もう少し目立ちたがった方がよかったかな、と。上で挙げた「文字数が少ない」というところにもつながってくる。
あとは単純に、自作品よりも良い作品が、たくさんあったのだろうと、想像する。パブサすれば対ヨロポストがたくさんあったし、手練れの方々のお名前がずらりでした(そしてどのコンテストにもいらっしゃる)。
こんな感じで反省点はあれど、全体としては自作品の馬鹿馬鹿しさが気に入っているので、ラストだけ再検討し、仕上げようと思っています。
コンテストに落ちるのは残念でも、作者としては、愛すべき一作であります。
第1回HelveticaBooks小説賞
一次選考(実質の最終選考候補)通過ならず。残念。
詰め込みすぎる癖が出た
字数はいい具合に膨らんだけど、一万字にしては入れる要素が多かったかな? という感じがしている。
フィクションの中ではいろいろな事件を起こしたいわたくし。なので、目まぐるしいお話になってます。いつもそうか。
視点変更を我慢出来なかった
これも私の癖。特に締めで流れをぶった斬るのは、本当にもうこれでやめようと思う。「困ったときの便利な視点変更」が悪さをする。最近は我慢するように気をつけていることの一つなんだけど、落選ということで「またやったか」という気持ちである。…でも好きだからまたやると思う()
ネーミングが適当すぎた
歴史上の人物を出すかどうか迷った挙句、架空の人名を考えたが、いくらなんでも適当すぎだろっていう反省。(苗字が無いぞ)
あと、タイトルもね、バシッとくるものが浮かばず。これは主催のしのきさんが全体講評で仰ってましたし、別のコンテストの冊子でも、さんざん触れられていたことを、思い出したりしました。
タイトル、梗概、本文は、案外密接な関係にあるように思っている。すべて納得した時にガッツポーズしたくなる。それがコンテストの結果にどう結びつくのかは、今のところはっきりとした言葉にするのは難しいのですが。内なる自分が、「けっこう大事かもよ〜?」と、いやらしくヒソヒソ話をしているのだ…。
反省点はたくさんありますが、書くのは楽しいコンテストでした。
「生首」という風変わりなキーワードのおかげで、アイディアの第一段階を考えるひと手間は省略できた、という感じ。
これだけ反省点を挙げておきながら、手直しする気はあまり無いかも。
人物のネーミングとタイトルの部分だけ真剣に考えて、そこから必要が生じたら本文を直す程度にとどめようかなとか考えています。そのままでも、「いいね!」と言ってくれる人はいるかもしれないし。
今回反省したどちらの作品も、自分では気に入っています。自作品へのダメ出しはしますが、それはいつものことなので。
今年のコンテスト飛び入り参加はこれで終わりに出来ればいいと思う(フラグか)。