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器用貧乏と要領の良さはきっと違う
なんのこっちゃのタイトルですね。
この頃、よく思うのはこれ。
外注に思うこと
これまで経験してきた2社で
アナログ世界とデジタル世界、
外向的職業と内向的職業、
チーム業務とワンオペ業務、
正反対の仕事をグラデーションのように行き来してきた結果、なんかいろいろやれるスキルが身についていたのかも、と思うこの頃。
そういう状態を肯定化した働き方を指す新しいワードとして、スラッシュワーカーとか、複業とか、オンライン秘書とか、リスキリングみたいなものが増えてきているよね。
最近、派遣先の仕事をするなかで「えっ外注だとこんなにお金かかるの⁉︎私でもちょちょっと出来ちゃいそうですけど⁉︎」みたいなものが多くてびっくりする。
とくにデジタル系、クリエイティブ系。
いやいや、実際はこれまで、プロ・専任としてガッツリやってきたわけではないんだ。主業務の傍らで、やる人やれる人が居なくてやらざるを得なかった業務だっただけで。
だから正式提示できる実績は無く、どの口が言ってんだって自分でもツッコみたくはなる。
でもね。でもねー!外注した仕上がりがイマイチなのさ。
プロなんでしょ!?みたいなモヤモヤが拭いきれない。中途半端に知識をかじった私だけでなく、同僚もそう感じるほどってどういうことなのさ…
苦言を呈しても、なかなか質は上がらない。
それでも、決定権のある人たちがその仕上がりでヨシの判断とするものも多く、お金は回る。
器用貧乏は仕事探しで苦戦する
やったことあるわ〜みたいなスキルは、仕事探しの検索項目で出来ます/希望しますの選択肢が増えて、求人募集の母数は増える。
でも、採用確度は低いんよね。
やっぱり企業的には、求人内容として「実績を提示してください」とか、「実務経験3年以上」とかを明記しており、その業務に精通している人材が欲しいんだろう。そりゃそうだ。
私だって器用貧乏的に浅く広くやれる人より、
この道一筋みたいな職人気質な働き方が理想だったんだけどなあ。
ま、好奇心旺盛で首を突っ込みたくなる性分なのだから仕方がないと割り切るのだ。
懲りずに新たなスキルトライ
この間、仕事で「これ動画でまとめておいてくれる?営業ツールに使うから」と動画編集を指示された。
動画編集なんて、17年前くらいの専門学生時代に授業で制作したくらい。あとはスマホアプリで娘の成長動画を編集したくらいかな…
でもね、なんとなくやれるだろうみたいな感覚はあったので、やったら出来た。提出したら、すごいねー!と褒められてしまった。ぽかん。恐縮です。
ゲーマー気質が活きる
なるべく要領よくスキルを獲得するには、これまでの経験が役立つなと気づいたよ。浅く広いスキルをスキルと呼んでいいか問題は置いておいてね。
ずばり、場面クリア系ゲームだと思う!
どーん
私は子供のころ、相当なTVゲーマーでした。
お気に入りはNintendo64ね。スーパーマリオ、スターフォックス、バンジョーとカズーイの大冒険などなど…。
こういう場面クリア系は、達成するまでに幾度なくゲームオーバーになるわけ。でも攻略したいから、あれこれトライエラーを繰り返す。すると、操作ボタンの押すタイミングや押すべきボタンが分かってくる。無駄な操作は命取り。これを活用して次に繋げる。なんとか一度クリアした後も、最適解・最短クリア方法を見つけてやる!と改めてトライしてみたりね。
だから新しいツールや業務にあたったら、とりあえずいろいろ試しながら、全体と細部を観察して仕組みをざっくり把握する。
すると、とりあえずいま必要なもの、触らなくて良いもの、が見えてくる気がするんだなあ。
ちなみに。
RPGはちょっと苦手なんだなあ。
昔から完璧主義モード炸裂して、村人にくまなく声かけたり、ダンジョンもくまなく歩き回ったりしてしまい、一向に進展がないのでね…🙃
スキルの風化ではなく怠慢
さて、色々出来んじゃん!なんて自慢らしいこと言ってみたものの、最近は落ち込んだこともありますのよ。
進行管理。
いやあ…過去に雑誌編集を7年ほどしていたので、これは得意なものだと思っていたんだけど…
最近コンテンツ制作を指示されてやっていたが、見事にどぼん。
締切は設けないわ、外注先に進捗確認するもふわっとさせるわで、上長からお尻を叩かれてしまった…なんてことでしょう。
いくら配属したてで勝手がわからないとはいえ、ちょっと流れに身を任せすぎていた。
これではいかんと思って、改めてガントチャートを引き直し外注先に共有。
いや、本来ならコンサル会社がやるべきことであって、私が進行管理するべきではないよなあ…とか責任転嫁しつつ、いかにせフワッとさせすぎていたな、と反省です😶🌫️
マルチスキラーなんて言っても、ちゃんと仕事として使っていかないと、風化というか怠慢になってしまう危険性もあるのだな。
結局は本質を理解した成果か否か
これです。
職人気質だろうが、器用貧乏だろうが、求められる成果レベルに達しているかどうかが重要だよね。
だから前述したように、外注先から上がってきた成果物を見ていくら私がう〜んと思おうが、私が仕上げたかじりレベルの動画にハラハラしたとて、上司がGOを出すこともある。
逆に、自分が納得した成果物に対してひっくり返されることもある。
本当の意味で要領が良いというのは、なんでもできることではなく、決定者を納得させられるように本質を突いているかが重要なんだ。
自分、不器用ですから…
とか言いながらキチっと仕上げる人、憧れるゥ