自分の感情に気づく第一歩
自動的に決めつけちゃってる問題
今日は,自分の感情に気づく練習について書いていこうと思います.
自分の感情なんてわかっているよ.
と思うかもしれませんが,意外と気づいていないもの.
僕たちは長年の習慣で,無意識に決めつけを行っているとのこと.
例えば,失敗したら自分のせいにするというのも,反射的に行ってしまうんです.
僕も最近,認知行動療法ACTの練習をしていて,だいぶ感情に気をつけて生活しているつもりなんですが,ついついネガティブなことを考えてしまうもの.
ってことで,感情に気づく練習を取り入れてみようという結論に至りました.
参考文献はこちら↓
ストレスサーモメーター
最も手頃なのは,ストレスサーモメーターだと思います.これは.自分のストレスを採点するテクニック.
今のストレスレベルは10点満点何点だろうか?と考えるだけ.
この方法が良いのは,自分のストレス度に気づくだけでなく,客観的に思考を見れることだと思います.
自分のストレスは過去に比べて何点だろうか?
そう考えることで,思考に対して一歩引いてみることができて,思考に囚われにくくなると思います.
ACT的に言えば,脱フュージョンにちょっと似た効果?なのかと.
実はこのテクニックは今考えているアプリにも組み込もうと思っているものです.
エクスプレッシブライティング
エクスプレッシブライティングは,自分が体験したネガティブな体験に対して,そのときに抱いた感情や思考を書き出すことです.
これは最近やっていまして,僕の場合は頭を働かせるためにやっている部分もありますね.
やってみると不思議なもので,意外と言葉でてくることに気づきます.そして,「自分はこんなことに悩んでいるか」というところが見えてきます.
本来の研究では,書いた紙を振り返らないかもしれませんが,書いた後に読み返しています.
こうすることで,自分の悩みを一歩引いてみる練習をしています.
僕の場合は頭のなかであれこれ考え込みやすいので,このテクニックはかなり効果的だと感じています.
シンプル・ソート・レコード
シンプル・ソート・レコードは,自分の思考を3つに分けて記録する方法です.
ネガティブな感情を感じた状況と感情とその時に感じた思考とイメージを記録します.
僕の最近感じたストレスを例に書いてみようと思います.
状況;ストレスを与えた人,場所,時間
例:学会へのエントリーが決まった.
感情:ストレスを感じたときの感情とそのパーセンテージ
例:大変になるかもという心配50%,うまくできるかなと言う気持ち30%,ワクワク感20%
思考またはイメージ:ストレスを感じたときにどんな思考やイメージが頭に浮かんだか
例:論文がうまくまとまらなくて,焦っている将来の自分のイメージ,発表のときに質疑でうまく答えられない自分のイメージ,その後に先生にだめだったねと言われるイメージ
こうやって考えると,ネガティブな思考が結構浮かんでいたんだなーと気づけます.
エクスプレッシブライティングだと自分の書きたいままにかくので,はちゃめちゃにもなりやすいんですが,このテクニックだと体系だって自分の感情を見ることができますね.
終わりに
最近,ACTの練習を朝と夜に行っているんですが,日中はどうしても研究で考えることが多いので,見逃してるイライラもあるんですよねー.
自分の感情に気づけないという問題.
これをなんとかしたいなーと言うのが当面の課題です.
こればっかりは地道に練習するしかないんですかねー.
色々試してみたいと思います.
おそらく,しばらくはメンタル系の投稿が増えると思います.
というのも,学会に出ることがきまって不安な感情が出てきているんで,メントレも兼ねてnoteに投稿しようと思っているからです.
少しでも参考にしてもらえたらうれしいです.