14/44 困ったら、やめる。迷ったら、離れる。

紹介したい本について、私の頭の中で堂々巡りをしていたけれども、考えているだけでは全く何も生まないので、とにかく手を動かして紹介してみようと私の背中を押してくれた本。

本日のオススメは、

『困ったら、やめる。迷ったら、離れる』玉置 妙憂著

看護師として勤めるかたわら、医療関係や患者さんだけでなく、広くスピリチャルケアをする玉置氏。

この本を購入した時、このタイトルである『困ったら、やめる。迷ったら、離れる。』この考え方を知っただけでも価値があると私は思った。

なぜならば、困った時には今ある状況から脱しようと無理をしたり、堂々巡りの思考や会話を繰り返し、だんだん愚痴になり、結局何がしたいか分からなくなる時がたくさんあるから。

そして、迷った時も同じ。結論が出ない議論を永遠と自分の中で繰り返すことは無意識のうちに行われ、それは吹っ切れるというある時点が来るまで永遠に続く。

こういう思考に陥ったときは、どちらもネガティブなことのみを考え、それがいずれは、それが本人の習慣になり、性格や人柄にまで影響を及ぼすと私は考える。

この本では、患者さんやその家族、玉置氏の体験を通して”自分軸”を育ていることを伝えている。

”自分軸”って何?

私個人の解釈、それは、

”他人がどう思うか、どう評価するかという他人の視点で判断するのではなく、自分がどう考え、どう行動する。”

要は”自分の価値判断や行動基準”。そして、自分の基準を自分で育てていくヒントがこの本の至る所に見ることができる。

自分軸で生きる。

自分軸で生きるということは、他者の評価を基準にしないが、他者との繋がりを断つことではない。また、他者がどう思うかを判断基準にしないとしても、他者の気持ちを無視したり、傷つけることを認めることとは違う。

自分の価値判断がしっかりしているからこそ、他者のことをジャッジするのではなく、違う価値観を理解することができる。そして、どう共存するかも自分で決めることができる。

自分軸がある人とはどのような人か、一部引用してみる。

”みんなと同じ服を着ているのに、みんなと同じことをしているのに、何故だかあの人だけが光っているーそれが個性の本質であり、その人の魂から自然と発せられる「光」なのです。誰といても、内側から光を放っている。どこにいても、そこが自分の居場所になる。どうか、そんな生き方をして下さい。そのために何が必要か「自分軸」なのです。

このように生きている友人や知人はひとりは近くにいるのではないか?

誰もがその人のようになれる。

肩の力を抜いて、『困ったら、やめる。迷ったら、離れる。』

そんなこと呑気にできるはずがない。と思う人ほど読んで欲しい。


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