13/44 ザ ・シークレット 日々の教え

本を読む、本で紹介されていることを実際に試してみる、そして、本の内容について心を開いて話せる仲間と話す時間を持つ。とても小さなことに見えるが、自分の心の成長を感じている。

同時に、一人の時間を持ち、その時のペースで好きな本を読み、感じることも私の成長を支えていると思う。

寝る前の日常の慌ただしさから開放され、落ち着いた時間に読む習慣になっている本を本日は紹介したい。

『ザ ・シークレット 日々の教え』 ロンダ・バーン著 山川 紘也、亜希子・佐野 美代子訳

『ザ ・シークレット』は世界的に大ヒットになった『引き寄せの法則』を紹介した本であり、映画化もされている作品である。今でも人気は高く、世界各国で親しまれ、勉強会などが盛んに行われている。『引き寄せの法則』は数千年も昔から言われていたことであるが、それは歴史の中で一部の人の生きる智慧となっていた。しかし著者であるロンダ・バーン氏は、多くの人々が得たい人生を得られるように言語し、『ザ ・シークレット』として広めた。ウエブサイト上では本を実践したことにより、人生を変えた人々の物語でいっぱいである。

『ザ ・シークレット』からは、ロンダ・バーン氏が探し出した引き寄せの法則に関する歴史的人物や、現在活躍中の人々の智慧に触れることができる。

『ザ ・シークレット 日々の教え』では、1日ごとにメッセージが書かれており、引き寄せの法則を分かりやすく説明したものだけでなく、より豊かで充実した人生を得るための偉大な考えに触れることができるようになっている。

どれも素晴らしいメッセージなのだが、特に私の大好きなページを紹介したい。

第111日

私は以下のことを約束します。

何ものにも心の平穏を乱されないよう、十分強くなります。

これから出会う人すべてに、健康や幸せや繁栄について語ります。

すべての友人に自分が価値ある人間だと感じさせます。

すべて、物事の明るい面を見て、楽観的な見方が実現するようにします。

何事も最高の状態だけを考え、その為に努力し、それだけを期待します。

自分だけでなく、他の人の成功にも強い関心をもちます。

過去の失敗を忘れ、未来のより大きな成功を追求します。

いつも陽気な顔をして、すべての生きものに笑顔を送ります。

他人を批判する暇などが無いよう、自分の成長のために多くの時間を割きます。

不安を感じないほど大きな度量を持ち、怒らないように高潔になり、恐れないように強くなり、困ることが無いように十分に幸せになります。

自分の事を良く考え、それを言葉ではなく行動で世間に示します。

自分の中にある最善のものに素直である限り、世界全体が自分の味方であると信じて行きます。

クリスチャン・D・ラーソン(1874ー1962)『楽観主義者の信条』

私たちの体や意識は、寝ている間も生命を保つために常に活動をしている。そして、私たちが目にしたもの、口にしたもの、意識したもの、考えたもの、その他私たちが吸収したものを忠実に記憶として蓄積する。ポジティブなものに触れた場合とネガティブなものに触れた場合、はじめは大した差はないとは思うが、日々の積み重ねにより、大きな差が生じてくる。完全にポジティブなものだけを吸収するのは難しいと思うが、ポジティブなものに多く触れた方が、より自分の望む人生を送り、さらに積極的に選択して生きることができるのは誰でも想像できることである。

より良い人生を歩もうと日々積極的に生きようとしていても、ネガティブな出来事にエネルギーを引っ張られ、一日を台無しにすることもある。寝る前に、今日のページはどんなことが書いてあるのか?と読んでみると、今日という日が、ネガティブなことに多くの時間を費やしてしまったことに気づくことも度々ある。この本を読むことは、私にとって、ある意味反省やリセットの機会になっているのかもしれない。

そして、この第111日目のページを読むことにより、私はこの約束を守ることを意識するようにしている。人に会う前に約束をイメージする。約束の中のキーワードを一つ意識して人に接することもある。会った後は実践できたかどうか振り返る。そして、自分運転している時、料理をしている時など、ふとした時間に何を考えていたか、何を感じていたかを意識化することを行っている。練習を日々意識してすることにより、自分がネガティブな感情を抱いていることに気づいた時は修正するよう自分を促すこと、そして、自分の思考の習慣を理解できるようになってきた。客観的に自分を見て、「今、ネガティブな感情を抱いているよ。今感情が変わることをしよう。」「こういう時にネガティブな姿勢になる傾向があるよ。そう感じるようになったのは、過去のどんな経験を引きずっているのかな?」と問いかけるような感じである。

以前も書いたが、私の44年間の人生の中で山あり谷あり、七転八倒だったが、私は自分の人生を諦めることはなかった。今でも消化しきれていない出来事はたくさんあるが、どれも私を鍛えてくれた出来事だった。そして、その都度もっと成長したいと願い本を読んだ。本との出会いにより、私は新しい考えを得て、自分の視点や思考を広げた。その経験が私の人生を豊にした。

本は何度も読んでみると面白い。そして、その本から学んだこと1つでいいから行動してみると更に読書は面白くなる。

私の人生を豊かにし、何度も読んでいる本、または1度しか読んでいないけれども、将来きっと読み返すだろう本を私の年齢に合わせて44冊紹介したい。

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