12/44 なぜ、あの人にばかり奇跡が起きるのか?

本を読み、自分の心に残ったこと一つでもいいから行動することが大切であることを前回私は書いた。

そのことに対して、記事を読んでくださった方からコメントを頂いた。

”とにかく行動が大切ですね!考え100個よりも行動一回ですね!” Tさん

また、このトピックについて話をしたアメリカ人の友人からも、改めてメッセージをもらった。

”時に深く考えすぎて動けなくなるけれども、ちょっとでも手を動かしてやってみる。ちょっと足を伸ばして出かけてみる。そのちょっとの行動を大切にしたい!” Yさん

きっと彼らは、以前から何か行動をし続け、自分で何かを得た経験からのコメントだと思う。

私がなぜ行動することを勧めるのか?

それは、本を読み、行動したことが必ず何かの学びにつながり、それがその人だけの自信になるから。そこで得た自信は、個人の教養となり、その人を輝かせると私は信じているから。

「失敗したらどうするの?」「失敗が怖い。」という言葉も聞く。

そして、私も何度も同じことを考えてた。今でも過去の出来事から行動することを躊躇してしまうことは確かにある。でも、今は失敗などないと信じている。そこから学べばいい。と、言い聞かせている。

過去の私はいつも人の目を気にしていて、他人からの評価を軸に生きたいたと思う。良い評価を受けても、「まだまだ頑張らないと、きっと評価されなくなる。」と常に完璧を求めていた。完璧なんて存在しないのに。そして、あまり良くはない評価を受けた際は、「やっぱりこれが本当の姿なんだ。もっと頑張らないと。。。」と、結局どの評価でも満足することなく必死になっていた。そして、どんどん自分の本音が言えなくなり、自分が何がしたいのか分からなくなり、無難であり続けることを選択し、自信を失っていった。今思うと、自信がなかったから、全てが他人の評価で生きていたんだと思う。

しかし、本を読み自分で考えることや想像することを楽しむこと、著者の背景を調べたり、また、本に書かれいることを試してみたら、自分にとって大切な気づきがあり、試すことが徐々に習慣になった。また、実際に行動したということで、「私もできた!」と自信に変わっていった。自分の行動が増え、自信を得ると比例して以前は自分のことが好きではなかったけれども、自分を受け入れ、自分を大切にする意味が理解できるようになってきた。ここまで心境の変化を感じるまでに何年の時を費やしているかは分からないが、何年もの時間を投じても良かったと思っている。

本日は、実際に行動した人々が起こした奇跡について書かれた本を紹介したい。

『なぜ、あの人にばかり奇跡が起きるのか?』ジョー・ヴィターレ著 プレシ南日子 訳

ジョー・ヴィタレー氏は、引き寄せの法則を広めた『The Secret』にも参画している方である。

彼の本では、自分の欲しいものを明確にし、それを意識するビジュアライゼーションとポリネシアン文化、ハワイで伝統のヒーリングである「ホ・ポノポノ」を実践し、人生に奇跡を起こした人々の行動のプロセスを知ることができる。

”欲しいものを明確にする。しかし、ただそれを待っているのではない。欲しいものを手にするためにできることを自分で考え、自分を信じて行動に変え続ける。”

このことを著者は伝えたいのではないかと思う。

憧れの家を手に入れた人、

窮地に陥った人が仕事を得て人生を取り戻した人、

どうにもならなかった人間関係を克服した人、

その他の奇跡、

この本には、困難な状況を言い訳にすることなく、不可能とみられることを可能に変えた勇敢な人々の物語、そして、全員が奇跡を起こす力を持っていることを証明している。また、少しでも行動することにより、まるで得たい結果がこちらに引き寄せられるように、様々な出来事が人々に繰り返し起きている。

全ての人に奇跡を起こす力はある。また、奇跡を起こすための道ずじを引き寄せる力を持っている。

その奇跡は、得たいモノ、コト、状況だけでなく、私たちに自信や教養といった価値も与えてくれる。

もしかしたら、得たい結果よりも行動から得られる自信や教養の方が奇跡かもしれない。

全米で使われているかどうかは分からないが、私が生活をするカリフォルニア州では、よくBaby Stepsという言葉を使う。

”ハイハイをする赤ちゃんや、歩き始めた赤ちゃんのように、ほんのちょっとの一歩でいいから、思いついたことはやってみよう。はじめから大物を狙うのではなく、とにかくちょっと試してみよう。”という時に使う言葉。

何度この言葉を聞き、自分も何度使ったか分からないくらい日常的に使っている。

このBaby Stepsという言葉や考え方がもっと広まれば、より良い人生を得る人が増え、より良い世界ができると私は想像している。

Baby Stepsでいいから、小さなことを大切にやってみよう。





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