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【障がい者雇用|就活】障害特性を理解することが何よりも重要

こんばんは、お疲れ様です。
今回は前回に引き続き、就活の際にやっていてよかったことを紹介します。

働きだしても一番重要な考えになる「自身の障害を理解する」事を書きます。この考え方は、専門の職員がいない限り学校で教えてもらう機会はないので、ぜひ参考にしてみてください!


苦手な事をできるようにする術を学ぶ

そのために、出来ないことを書き出す

時間は多めにとることが大切と書きましたが、多めにできた時間の中でアルバイトをしたことがない人は特にアルバイトをしてください。
品出しでもコンビニでもいいです。

まずは、いろいろなことを経験してできないなってことをかき集めてください。
次にするべきことは、紙にできないことを箇条書きにしていって、なんでできないのか?ということをかき出します。

例えば私は、ちょっとでもガヤガヤしている所だと大声で名前を叫ばれても「かすかに音が聞こえたような?」くらいにしか聞こえず、結果として円滑なコミュニケーションが出来ません

これの場合は、声掛けの声が全く聞こえず、円滑なコミュニケーションが難しいところがある、と書き出すことが出来ます。

 ほかにも、ASDの特性で「遠回しの言葉を理解できない」というものがあるならそれを書くことも重要です。なぜなら、組織の中で情報伝達をされたときに遠回しの言葉を使われると、自分だけ伝わらないということが起きるかもしれないからです。

こんな感じで私のリストをかき出すと
・声掛けの声が全く聞こえず、円滑なコミュニケーションが難しい
・遠回しの言葉が理解できない
・(追記)過集中と逆に注意散漫どちらの特性もあり、切り替えながら適度に集中することは難しい

次に解決法を考える

考えると書きましたが正しくは、経験を基にどうやったら解決できたら書く。そのためには先ほど紹介したようにいろいろなことを経験することが大切です。

対人が苦手なら接客のバイトをする。
マルチタスクが苦手なら、軽いマルチタスクを要求されることをする。

など、それを経験してやっていると
肩を叩かれたらすぐに気づけた!
・切り替えるのは苦手だけど、時間割みたいに何をするか書いたらできた!
・ほかの人より少し時間がかかるけど、めっちゃメモしたらミスが減った!

みたいに、乗り切るための工夫が書けたら、障害特性を基にした自己分析は一旦完了。

特性」でできないから「対策」をします。それでも不十分なので「この配慮」をお願いします。
この文章を基に書くと、就活時入社後通用する障害紹介が出来るので是非書いてみてください!

これらを基にして自己PRも障害紹介も可能

ここまでの経験があれば、自己PRも楽に書けます。
なぜなら、困難なことにチャレンジしてそれを乗り越えて続けることが出来ただけではなく、解決法まで手に入れれた。

これほど自己PRに適した題材は簡単に見つけるのは困難です。

また、障がい者雇用の場合は確実に「あなたの障害を教えてください」と聞かれます。
その際に、○○が苦手です・△△が出来ません・■■も難しいです。
と答えるだけでは、「この人、出来ないことしか言わないな、自己解決できない人間かも」と思われます。

でも例えばわたしは、過集中の特性や注意散漫な特性により声掛けに気づけないことがあります。
そういう場合は、時計のアラームを定期的にかけて過集中を防止する工夫をすればある程度は防止することが出来ますが、それでも気づけないときは「肩を叩いてください」。

と受け答えすれば、何が出来なくて・それにどう対処していて・こちら側は何をすればよいか?を手軽に伝えることが出来ます。
この文章を、特に困る特性の数だけ書いていけば完璧な障害紹介が出来ます。

まとめ

今回は、障害の特性を理解した上で「その解決法を知り、そこから障害の紹介文や自己PRに活かす」といった点を紹介しました。

このことを入社前にどこまで突き詰められるかで、入社前後で新たな特性がわかって混乱するといった点が防げます。
またこの思考を常に持っておけば、自然と日常から課題発見能力を活かし、自身を含めた業務改善だってできちゃいます。

是非、時間がかかってもいいのでじっくりあぶり出しと解決法を見つけるこのことをやってみてください!


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