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舞台『夏空のモノローグ』 感想
オトメイトのゲームはそれこそ10本以上はやってる者ですが、夏空のモノローグは未プレイ。どちらかというと時代がかったもの(ニルアドとかピオフィとか)が好きなので、現代軸なこの作品は、舞台で触れるのが初めましてになりましたが、どのキャラクターの魅力も伝わる、見事な構成で本当に素晴らしい作品でした。
以下はネタバレあり
全体
1幕でループについての説明と、キャラクター紹介をしつつ、2幕で今回のメインとなる楓にスポットライトを当てる構成が、本当に素晴らしかったと思います。
いわゆる真相エンドということで、全てのネタばらしをプレイしていない私のようなオタクにも教えてくれるので、観劇後に「あれってどういうことだったの?」みたいな疑問も残らず、ストーリーの没入でき、かつ、科学部メンバーのルートも知りたい!と思えるフラグも散りばめられていて、完璧な構成でした。
そして何よりメインカプ2人。
ほんっっとに中川梨花ちゃんがかわいすぎて、最初の登場からひっくり返ってました。神がかり的かわいさ。
初めてお声を聞いたのですが、声もかわいすぎ。さすが声優さんもされている方だなと。
そして、そのかわいい梨花ちゃん演じる葵ちゃんのお相手は楓。
見守り、ときに寄り添い、何を強制するでもなくただ、葵の決断を「待っている」ミステリアスな青年。
リトファン以来に拝見した大海くんが本当に素敵に演じられていました。
特にラストの告白シーンはずるかった……個人的には「安心安全のオトメイト作品」なので、再会するよね?オトメイト作品だもんね、とか自分に言い聞かせていましたが、それでも、あの告白とラストは涙が止まりませんでした。
そして再会。
もう1度、8人の科学部がそろう、あの瞬間。
誰と誰が、というよりも科学部が愛おしくなる作品だと思いましたので、ラストの大団円ににっこりでした。
楓のシーンといえば、沢乃井役の白石さんは父親役もこなして大活躍でした。
親子そろって、心の底から「いいヤツ」でしかないのすごい。
楓とお父さんの友情物語、最高でした。
木野瀬一輝
ゲームではメインヒーローということで、葵ちゃんとのほのかな恋愛シーンも多かったように思えて(部室で席がお隣、迎えに来る、電話してるetc.)ドッキドキでした。
そんな中でも、雨に降られた葵ちゃんをタオルで拭いてあげるシーンの熱をすぐ出す、のエピソードは印象的。
プレイしてないオタクでもすぐにわかる、これは自ルートで明かされる内容だ〜!なフラグでした。
少しゲーム側のネタバレ見ちゃったのですが、予想通り。
LRCシステム内の木野瀬ルートでの、少し照れながらも、優しく、切なく、かつての恋のお話をする語りはとてもぐっときました(相手が誰なのか、もゲームやってなくても、ネタバレ見てなくてもバレバレなのが素晴らしい。このあたりは、さすがメインヒーローのシナリオだなぁ、なんて)
特に千穐楽は少し泣きそうな、震えるような声ででも悟られないように明るく語る姿、そしてその後の電話のシーンでの「葵ちゃんが自分の手を離れていく感覚」を噛みしめるところが堪りませんでした。
数千年分、葵ちゃんを見守っていた楓にも幸せになってほしいところはありつつも、葵ちゃんのことをずっと見つめて、寄り添っている木野瀬にもやっぱり幸せになってもらいたい、と思うのは、演者が推しだからなのか……。
木野瀬ルートも、凌生くんが演じてくれたら嬉しいなぁと思いますが、先に真相エンドやってからなんてことありますかね……?苦笑
ここからは日替わりなど。
初日は日替わりシーンで葵ちゃんに選ばれて、大変に笑わせていただきました。
このあたりは配信にのっているかなと思いますので、詳細は控えるのですが、凌生くんの勢いのあるアドリブ劇、楽しませていただきました!
千穐楽はアドリブ劇をやめない、という部長へのドSっぷりを拝見して震えました。最高すぎる。
中日の4人でのアフタートークも簡単に。
凌生くんはMCでして、最初にお誕生日の三好さんをお祝い(主要キャスト勢揃いでバースデーソング歌う&聖嵐くんがお花を渡す)
三好さん「誕生日なんですけど、あんまり物欲がなくて、でも今年はほしいものができました。弟です。親御さんが見に来るときに、養子について相談します」
めっちゃ笑った。かわいい兄弟。
凌「呼び込んでって言われたんですけど、誕生日の人ー!って呼び込むのなんかおかしくて」
スタッフが気を利かせて8個席を用意していたため、座るときに「どこに座るの?」が発生
なんとなく1席空けて座るメンバー
凌「仲悪く見えるんで、真ん中に座りましょう」
トークテーマは裏話と「なくても生きていけるけど、ないと生きていく意味がないもの」(要は最近はまってるものとか)
はまってるもの、で戦国 A LIVEの話をする白石さん(戦国 A LIVEの曲にはまってるよって話)凌「その話大丈夫?」
白「大丈夫でしょ!部長だし!」
凌「今日、調子悪いです? いつもやりやすいのに、今日、絡みづらいですけど?」
逆にMCははまってるものとか裏話ないの?と聞かれた凌生くん。
凌「はまってるものですか?某カードゲーム(ワンピースカード)しかないですね。あのね、三好くんがめっちゃ強くて。大会とか出て優勝もしてるんですけど、最初、1回勝ったんですよ!」
客席から拍手&歓声
凌「それ以降はボコボコにされて、凹んでますけど。だから……広がらないからいいんですよ、俺の話は」
裏話
凌「オープニングで出た後(上手)、こっち(下手)のパネルを動かしてるんですよ、俺」
客席「へええ」
凌「そうなんです。これ、結構最初に決まって。動かすよと、だから、後ろを相当な速さでダッシュするから、導線を空けてくれって話をしてたんですね。で、本番でダッシュしたら、曲がり角にこの人(白石さん)がこう立ってて!(仁王立ち)」
白「いや、あそこさ、俺も部長で登場してすぐだから、部長の気持ちなんだよ。だから、その気持ちのまま立ってたんだよね」
凌「裏でも部長に邪魔されてますね」