生き急いではいないだろうか?
Muse Kitchen藤岡亜妃です。
今日は『生き急ぐ日本人』についてつづろうと思います。
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去年の夏から娘がアメリカのトカイナカである西海岸に留学しています。(※都会×田舎=トカイナカ)西海岸の天候がそうさせるのか、まわりにいるのはのんびりした人が多いそうで、日本に帰ってから心配なことは『生き急いでいる日本人』に馴染めるのか?だそうです。ハタチの小娘がそんなふうに思ってしまうほど、深刻な現象なのかもしれません。
わたしも時間が足りない!!!と思い込み、スケジュールを埋めることに必死だった時期があります。人と会う約束、勉強会の出席、子どもたちの学校の予定など、午前/午後/夕方の3ブロックにそれぞれ予定を入れていました。
今ほどSNSが盛んではなかったので、当時はアメブロの更新とフェイスブックへの投稿がメインでしたが、SNSに費やしていた時間もかなりありました。いやぁ、どこまで生き急いでいたのか・・・
で、体を壊しました…
死が間近にせまった体験はこちらにつづっています↓
体を壊さないとやめられなかった自分、止められなかった自分。愚かでした。誰にでもやさしく接する自分、いい人であろうとする自分、求められたこと以上をしようとする自分。向き合っていたのが自分ではなく、外側だったのだと気づきました。
誰にでもやさしくする前に自分にやさしく!
いい人であろうとする前に自分の気持ちに寄り添って!!
求められたこと以上をする前に自分の声や気持ちを聴いて!!!
コロナ前に留学生の受け入れをしたことがあります。カナダの田舎町から日本に来た彼女の睡眠は約10時間!20時にはベッドへ向かっていました。日付が変わっても走る電車や煌々と闇夜を照らすコンビニは刺激的だったようです・・・
コンビニや電車をはじめ、日本ってとても便利だし、勤勉だし、正確だし、ゆえに求める水準も高い。『あ・うん』『わびさび』『察する能力』このあたりなんて、言語化できない感覚的な能力。それでも日本人であるわたしたちにはそれがわかってしまう。
だからこそ、自分以外のすべての人に照準を合わせるなんて不可能なはずなのに、それをしようと必死で努力してしまう。過去のわたしもそう。でもね、一番仲良くしなくちゃいけないのは自分です~。
誰かのために、それが美徳のようにされちゃうけど、違います。まずは自分を満たさないと!!!もう溢れ出ちゃってどうしようもなくなったときに、ぜひまわりにわけてあげてください♡それはきっと自己犠牲や搾取ではない本物の循環となるはずです。
なんで自分ばっかり!
あの人ばっかりずるい!!
そう思ったときには、あぁ、わたしは自分を満たせていないんだなぁと認めてあげて!!!そしてNoって言ってみて!あなたの周りにいるキゲンの良さそうな人ってちょっとわがままに見えたりしませんか?それでいいのです。
Noと言わない人にお役が回ってきてしまうのです。みんながNoって言えば、それが無理難題なことなんだと気がついてもらえますよ。でもあなたが無理して引き受けるから、無理難題がまかり通ってしまうのです。
だいじょうぶ。あなたがNoって言っても地球は今日も回ります。Noと言える自分に許可を出してあげてくださいね!!きっと世界は変わっていきます。