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利用者さんが亡くなった日。
前回の日記に書いた『インフルエンザの予防接種受けられない!』の件ですが、
近隣では無理でしたが、昨日少しだけ遠くまで行って並んで(笑)、無事に受ける事ができました。
私のホームページのお問い合わせ等から、情報を下さった皆さん、ありがとうございました!!
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前にこの日記に書きましたが、『看取り』といって、亡くなるまで介護施設におられる、
そういう事をやっている施設(特養)があって、私は今現在その施設に勤務しているのですが、
先日、長い期間色々なお話をしてきた利用者さんが、亡くなりました。
看取り対応は、ご家族のご希望で、病院で無理な治療をせず最期を自然な形で迎えるのですが、
その方の限界が近付いてきたら、最低限の点滴だけをして、飲まず食わず(というか不可能)の状態で何日も見守るのです。
もちろん他の利用者さんと同じで、排泄介助や口腔ケアは時間になったらやらせてもらいます。
今の勤務先は、特養の従来型で大部屋なので、そういった方は別室の看護師さんがそばにいる場所で臥床していただくのですが、
気になって気になって、私は仕事の合間にたくさん話しかけてしまいます。
前にも書きましたが、80代90代まで、楽しい事だけでなく辛い事もたくさん経験されて今まで生きて来られている事、本当にすごいし、
先日亡くなられた方は、戦争中は地方でゼロ戦を操縦していたので、その時のそのお話もたくさん聞かせてもらったり、
90代の最期まで認知症がなくて普通に会話をしていたので、私も思い出がたくさんできていました。
今まで介護施設で、何十人もの方と本当の意味でのお別れをしてきましたが、やはり亡くなった日や、私が休みの日に亡くなったと分かった日は、
心にポッカリと穴が。
ここまで長生きできてお祝いだと思うのですが、私にはただ『近年出逢った大切な人』なので、やっぱり非常に悲しいです。
看護師さんや介護士の先輩方が、冷静に対応をされて変わらず次の業務をしているので、私も気持ちを押し込めて働く感じになります。
悲しいけど、亡くなるお一人お一人の方が、少しでも幸せだったと思える人生であれば良いな。
特養は入居を待機されている方も多いので、数日後にまた新しい出逢いがあります。
今までお別れをした利用者さんは心のアルバムにしまって、また出逢う方を笑わせられたらと思います!!
今日も貴重なお時間を使って、読んで頂きありがとうございました(*^-^*)
亜希