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介護職で人生観が変わりました。

今日は、タイトルのお話を。



前に書きましたが、介護の職場はたくさんあって、

特養・老健・有料・グループホーム・サ高住・デイサービス・病院介護・訪問介護などが主で。


私は、特養とグループホームの体験しかありませんが、

前回説明した特養の従来型という施設が合っているなと感じました。


 
理由は、


・接する利用者さんの人数が多いので、様々な状態の方の介護ができる


・私は坐骨神経痛がひどくて、移乗など厳しい業務がある中、他の職員さんと業務を手分けできる


・先輩の介護士さんや看護師さんの人数も多くて、日々の会話でも勉強になる


・私が知る従来型の特養は看取り介護をしていて、多くの方の人生の最期を見送る事になる


※看取り介護とは、最期まで安らかに過ごせるような援助を行う介護です。
ただし施設では看取り介護をあくまで特殊な介護とは考えず、日常的な介護の延長線上のものと判断しています。本人が穏やかな終焉を迎えられるために様々な尽力をする、それが施設側の努めなのです。



前回の記事で、特養の従来型の激務の様子を書きましたが、

上記の理由で、私はものすごく勉強になっています。



40名以上の利用者さんを介護させてもらうと、

性格や年齢や、認知症の種類も程度もバラバラで、

持病なども本当に様々です。


たくさんの事を覚えないといけませんが、

日々変わる皆さんの様子や体調に対応したり、

接する事もとてもやりがいを感じます。



そして、看取り


ご家族のご希望がある場合は手続きをされ、

最期を施設で迎えられる方もいらっしゃいます。



人数が多いという事は、お別れもたくさんあるという事です。



私は、従来型の特養でトータル3年以上勤務していますが、


息を引き取るところを私が最初に気付いた経験もあったり、


介護施設では『生活のお手伝いをする』ので、

本当はいけないのかもしれないけど、

お一人お一人への思い入れや思い出もできて・・・


そんな中で、本当の意味でやってくるお別れ。



最初は、いや今も慣れる事なくすごく悲しくて、その後の仕事は普通にこなしますが、帰りながら泣いてしまう事もあります。(未熟者です)


でも、この経験をさせていただいていて、人生観が変わりました。



人生は一度きりという言葉は誰もが知っていますが、知っていたのと見たり感じるのでは、私は全然違うと思いました。



死に近づいていく時の独特の様子、少し前にある奇跡(突然お話したり)、


その方が、たくさんの事を乗り越えて


80年や90年くらい生きてこられた最期に携われる。


上手く説明できませんが、感謝の気持ちもいっぱいになります。



そして個人的にも、今まで出逢って下さっている全ての方が、この時に『楽しかった』と思って生きてほしいとか、


私自身も、この時に『やり尽くした』と思えるように生きていこうとか、



命をもって教えていただく事、感じさせてもらう事がとても多くて、


介護のお仕事はすごい事なんだなと感じます。


こんな大きな勉強をさせてもらうお仕事とは思っていませんでした。



これまでも、これからも、大変だ!という日記がどうしても多くなりますが、


もちろんこうして、素晴らしい体験もさせていただいています。


介護士になって、私は本当に良かったです!!



今日も貴重なお時間を使って、読んで頂きありがとうございました(*^-^*)
 
亜希