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「日本語学校 開校」って、すごく違和感を感じる Skypeじゃダメですか?

2019年6月末時点での在留外国人数はおよそ283万人。この中には、就労する外国人の他に、その家族や留学生も含まれます。就労者は日本語能力試験でN4レベルが必要です。N4は、日常生活の身近な話題の文章を、読んで理解することができる、また、日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話の内容が、ほぼ理解できる、というレベルです。

就労者本人は日常会話が理解できても、その家族は日本語がほとんどわからない、ということもあります。就労者には受け入れ企業側が日本語を教えているところもあるようです。また、その家族には、自治体のボランティアが日本語を学べる場を提供するところも増えてきました。


私が住む自治体でも、ボランティアによる日本語教室が開催されていましたので参加した(実際には見学で終わりました)ことがあります。そこで感じた強烈な違和感

日本語を教えるボランティアの方々は60〜70歳代。地域にある大学の日本語学科の学生さんも何人かいらっしゃいましたが、50人ほどのボランティアのほとんどが70歳代のかたでした。そのおじさまがた、おばさまがた、教えてあげてる感がものすごかった。なんと言うんでしょうか、悪く言えば上から目線。すべての人がそうではありませんが、教室の雰囲気としてはそんな感じでした。

また、学習者1人につき、5、6人のボランティアの数。これもアンバランスで、学習者さんが気の毒になりました。

さらに代表者の一言。「お子さんは、言い方は悪いですが、邪魔にならなければ連れてきてもいいことにしていますが、教室内では決して邪魔をしてはいけません。」

こどもはうるさくて邪魔ですって??

顔を引きつらせながら、その言葉をスルー。

私が見学した時には、学習者さんのお子さんが3人ほどいらっしゃいました。小学校低学年と高学年くらいの年齢だと思います。女の子は読書、男の子は教室から出たり入ったり、ぷらぷらして過ごしていました。1回2時間のクラスです。子どもたちにとっては退屈な、もったいない2時間です。この時間を使ってこの子たちにも日本語を教えられるのに。


外国人を受け入れる企業が雇用者に対して行う日本語教育は意味があるとは思います。専門用語なども教えられるでしょうし、企業風土を理解し、お互いに信頼を深める手助けになるかもしれません。でも、就労者の家族、あるいは留学生に対しては、日本語教室、日本語学校という「場所(ハコモノ)」は、必ずしも用意しなくてもいいと思うのです。教室や学校を用意するのは、教える側の都合でしょう。場所を用意すれば、先生1人に対して何人もの学習者を教えることができますから。

でも、自治体の開いている日本語教室は住んでいる場所から遠い、通うには時間もお金も労力もかかる、そんな人も、きっと大勢いるはずです。教える側だって、通勤時間を考えたらもったいない。オンライン授業なら、それらの問題をクリアできます。

オンライン授業は 1 on 1 だけでなく、数人のグループに対しても可能です。個人的には、5人ほどがいいとは思います。学習者さんみなさんの発話時間を確保するには、少人数の方がいいですね。5人ほどであれば、例えばお母さんとこどもたち、あるいはお母さんとお友達数人など、おうちに集まれる人数ではないでしょうか。家族や友人が一緒に学べる方が、学習者さんも孤独感が和らぎ、楽しめると思います。教える側にとっても生徒を集める労力は必要ないですし、win win ですね。


ここまでつらつらと書いてきましたが、

じゃあ私個人として、日本語を学びたいと思っている人たちとどうやって接点を持ったらいいんだろう。

地元の国際交流協会に入っているから、協会のイベントに参加している外国の方に声をかけてみる?あるいは自治体の子育て支援課の人やファミリーサポートセンターの人に、日本語の支援が必要な人を紹介してもらう?ファミサポのセンターの人(コーディネーター)には、私という人物を知ってもらっているので、話してもらいやすいかも。それなら名刺を作るべき?Twitterでつぶやけばいい?

現状としては私のキャパの問題もあるし、ひっそりとやるのが理想的。オンライン英会話教室では、先生は海外現地にお住まいの外国人で、運営側は日本拠点、というところもあるよね。そういうののオンライン日本語教室版って、無いのかな、あるのかな。


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