連載エッセイ「弱い自分」第35回「本を聴く人間」
子供の頃から活字の本が苦手だ。
読んでいくと字が多すぎて頭が痛くなることが多い。
頑張って読んでも別のことを考えてしまい集中できない。
漫画もそうで特に読みたい漫画の更新日が多いと次も読まなきゃ次も読まなきゃと集中が途切れセリフの文字よりも絵だけ見て先に進むことが多い。
その結果、前回どんな話だったか覚えていないことがよくある。
そんな自分は本を読むのではなく、本を聴いている。
オーディオブックというのがある。
本を朗読してくれるサービスだ。
自分は目よりも耳で聴く方が記憶に残りやすいタイプなのでオーディオブックを活用している。
部屋でじっくり聴くだけでなく移動中も聴けるので便利だ。
そもそも自分は散歩している時も電車に乗っている時も愛用のポータブルラジオを片手にラジオを聴く人間なのでオーディオブックもそれ感覚で聴いている。
自分はできるだけ多くの本を聴きたいが好きなラジオ番組が多いのでなかなか聴けない。なのでラジオをあまり聴かない金曜日に0.5〜1冊は聴くようにしている。
自分は早く読み終えたい人間なので速度を1.2倍速で聴いている。1.2倍速はそんなに速くはなく、普通の会話レベルの速度なのでこの速度は自分に合っている。
でもアプリを起動するとおすすめの本が表示されていてそれを見ると聴きたくなっちゃうのでまだ読み終え・・・ではなく聴き終えず途中までしか聴いていない本が多い。
果たして途中でやめている本を全て読み終えることはできる日はいつのことやら。
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