クォンタムブレイク
Xbox Game Passで配信されていた「クォンタムブレイク」を土日掛けて全クリ。クリア時間は6時間くらいかな?
タイムマシンの実験中に発生した事故により始まった「時間の崩壊」を食い止めるSFサスペンス。
制作はあの「マックス・ペイン」や「アラン・ウェイク」など、数々の尖ったゲームを手掛けてきたRemedy(レメディー)社でごんす。
僕ね、ゲーム会社の中でもレメディーはかなり好きなのよ。
レメディーの魅力は、ゲームの商品としての側面は担保しつつ、自分たちの趣味性をガッツリ入れ込んでくるところにあります(そういった意味では日本のコジプロに近い)。
得点稼ぎやパズルなんて単調なゲームは犬にでも食わせとけ。今からお前に最高のゲーム体験をプレゼントしてやるよ。
そんな溢れんばかりの野心をレメディーからは感じられるのです。
特にレメディーピーポーは映画「マトリックス」に対する並々ならぬ執着がある。
というのも「マトリックス」が公開された当時、バレットタイムにいち早く目をつけたゲーム会社がレメディーであり「マックス・ペイン」だったわけですが、本作「クォンタムブレイク」でも明らかにその延長戦状ともいえるモーションやカメラワークが見られます。
主人公(プレイヤー)はタイムマシンの事故に巻き込まれた結果、時間を操る力を獲得。これを駆使しながらタイムマシンを有する謎の大企業モナーク社と対決していきます。その中で空間を歪ませ、物理法則を超越した動きで次々敵をなぎ倒していく様はまんま「マトリックス」です。さらにフィールド上の最後の敵を殲滅した瞬間もご丁寧にバレットタイムが掛かる。
「マトリックス」公開が99年、「マックス・ペイン」発売が02年、そして「クォンタムブレイク」の発売は16年。
なんと「マックス・ペイン」の発売から10年以上経った今でも未だに「マトリックス」的な動きをゲームに落とし込もうとレメディーは躍起になっているのです。
管理人もいつまで経ってもガンダムガンダム言い続けてますが、やはりオタクとはそういう生き物なのでしょう。
あとレメディーといえば「アラン・ウェイクⅡ」も購入したので、こちらも全クリしたらレビューしてみようと思います。