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【宣伝会議賞】通過予想コピー公開 21.ナチュラルサイエンス
こんにちは、秋です。
こちらの記事では、第57回宣伝会議賞の「一次通ったのこれかもコピー」を公開しております。
それでは早速いきましょう、どん!
■今回の課題
今日は、
22.ナチュラルサイエンス
課題は、
新たに生まれ変わるレドナの魅力を伝えるアイデア
募集ジャンル
キャッチフレーズ/テレビCM/ラジオCM
という内容でした。むむ。
■通過予想コピー
この課題で僕の結果は、
一次通過:4本
でした。
ひゃ~、ナチュラルサイエンスも優先順位低い&手応え無しだったのですが複数通過。
コスメ系のこの結果はなんなんだろう・・。
ただ、二次以降に1本も通ってないということはやはりまだまだ浅いということですね。
どんな取り組みをしていたのか今回も振り返っていきます。
まだ良い方かなと思っていたコピーを何本か選出しました。
スキンケアを変えたら、合コンに誘われなくなった。
これ、私?
若い頃に戻れないなら、若い頃よりキレイになればいい。
肌は覚えてる。名前は忘れた。
同窓会まで、あと3か月。
世界で最も美しい顔ランキング、30位以内に日本人は0人。レドナはここから、一石を投じます。
うる老い。
うちの母は、5年前からずっと38歳です。
ゆりかごから墓場まで美しく。
敏感肌なのに、どんな敏感肌なのかには、鈍感なんですね。
あら、意外と10本出してしまった。
こうやって見ると、及第点にはかすってそうな「まあまあコピー」はあるんだけど、そこで止まってるって感じ。
突き抜けるには、レドナのこの商品だからこそ言えるメッセージが必要なんだと思う。上記のコピーは全部、他のコスメ商品に差し替えても通用しそうだもん。商品の優位性というところに特化できてない。
■訴求点
ナチュラルサイエンスでは、「アンチエイジング」「肌からキレイに」「老若男女使える」「敏感肌も使える」「新しいレドナ」「時短」等のキーワードを出していました。
選出したコピーの切り口は、
・スキンケアを変えたら、合コンに誘われなくなった。
・これ、私?
・若い頃に戻れないなら、若い頃よりキレイになればいい。
・肌は覚えてる。名前は忘れた。
・同窓会まで、あと3か月。
・世界で最も美しい顔ランキング、30位以内に日本人は0人。レドナはここから、一石を投じます。
➡ 肌からキレイになる、外見が変わる
・うる老い。
・うちの母は、5年前からずっと38歳です。
➡ 若い方だけじゃないです
・ゆりかごから墓場まで美しく。
➡ 老若男女使えます
・敏感肌なのに、どんな敏感肌なのかには、鈍感なんですね。
➡ 敏感肌にも優しい
という感じで考えていました。
今回の宣伝会議賞で難しかったのは、コスメ系の4課題でどう差別化をつけるかというところ。
もちろんそれぞれ異なる商品なんですが、かぶってくる部分もあるのでそこを気にしてしまう。
過去には住宅系の課題が複数出題されたこともありましたよね。
ナチュラルサイエンスさんがどういうことを言ってほしいのか
ここを突き詰める必要があったと思います。
そして協賛企業賞に選ばれたコピーがこちら
『優しい』だけでは解決しない、大人の敏感肌へ。
きれいにまとまってる・・!
「優しさ」や「敏感肌」などのワードは出してはいたんですが、このコピーからは【年齢とともに美しさをサポートする】というレドナのコンセプトを簡潔に訴求している意図が伝わります。
分解してみると、
『優しい』だけでは解決しない、
→肌に優しいと謳っているコスメは沢山あるけど、「優しい」ということだけでは実は解決してないんですよ
大人の
→年齢とともに肌も変わってきます
敏感肌へ。
→ターゲットを絞ることで、「あ、自分に対して言ってるんだ」という効果的な訴求
これをまとめると、
『優しい』だけでは解決しない、大人の敏感肌へ。
→今や世の中には沢山の「良い」とされているコスメがありますが、本当に肌に優しいって、一体どんなことなんでしょうか?レドナは年齢とともに変化していく大人の敏感肌に寄り添い、一人ひとりに合わせたスキンケア用品を開発しています。だから新しくなったレドナを使ってください。
みたいな感じになるんじゃないですかね。
完全に個人の見解です!ぜんぜん違うかもしれません!笑
でもやっぱりいいコピーを書くって、やはりその商品をとことん見つめることなんですよね。
問題点やキーワードをなぞっているだけでは限界がある。
この境地に辿り着くまで、もっと奥まで、そして時には俯瞰して物事を考えることが必要だと思います。
■こんなことしました
最後に、力を入れて取り組んだ点です。
ナチュラルサイエンスの課題では、
・見切りをつけて早々に切り上げた
ということをしました。
前回のトクヤマデンタルでも書きましたが、全課題を同じマックス熱量で臨むのは効率が悪いと思っています。
目的はあくまで受賞すること。
全課題マックス応募はあくまでその過程なので、正直言って優先順位を下げることも必要です。
他に可能性があると判断した課題に注力した方がいいと思い、ナチュラルサイエンスも低優先順位課題の一つとして取り組みました。
当時のメモを発見
なんこか置きにいったのあるし、合コンのは結構いいと思うし、この課題そんなに頑張らなくていい。他のに回していい
次もうライティングやって終わりでいいかな。。Cかな。。
という感じで、割と早い段階で方向性を決めていました。
Cというのは優先順位のランクで、ABCと大きく3つに分け、Cランクの課題は少なめに、Aランクはより多くの時間が割けるようなスケジューリングを調整。
ただ、言い訳になっちゃうかもですが、Cランクの課題も捨てているわけではないです!
全35課題を取り組むうえでより効率的な作業をする為の施策です。
ナチュラルサイエンスさんを悪く言ってる訳ではないので、ご了承ください><
あと、Cランクの課題であっても、かなりの熱量を注いで頑張れるようにしています・・!
でも限られた期間の中で数千本のコピーを書いて応募するには、ちゃんとした戦略が必須だと思うんですよね。
こうやって試行錯誤しながら、後は結果と照らし合わせてより成果があがる方法を、今後も検討していきたいと思います。
次回は、課題23.日本アイ・ビー・エムです。
※第57回宣伝会議賞では、全35課題3500本応募をしています。