吉川浩満著『哲学の門前』を読みました
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784314011938
個人的な印象なのだが、吉川さん(と親しげに呼ぶファンは多い)の文章やお話から、よく「圧のかかったねじれ」という感じを自分は受ける。ご著書から、あるいはclubhouseでのお話から(不思議と山本貴光さんとのコンビネーションだとその印象が生じない)。例えば、簡単に誘導されそうな方向性がそこにある時、吉川さんは必ず、すぐさま逆の可能性を提示される。前者はすこぶる魅力的だが、後