「ソーイング・ビー」を観ていたら、いつの間にか熱中してた
かれこれ一年以上、アマゾンプライムビデオを利用していますが、ここ最近はイッキ観するにも時間と心の余裕が無いとなかなか出来なくて、結構放置していました。
月に500円で見放題。
「コーヒー1杯分で手軽に楽しめる」ってのはお得だなと思い契約してるけど、さすがに放置し続けるのはもったいない。
そこで、自分が今まで見てこなかった系統のものを探してみました。
一種の宝探しです。
普段は邦画や洋画、国内ドラマを視聴しているので、逆にドキュメンタリーなんかどうだろうとか、適当に検索して探してみました。
関連動画、のまた更に関連動画でウロウロした結果、宝箱を見つけてしまいました。
それは、現在NHKで放送されている「ソーイング・ビー」という番組。
この番組は一言で表すと、“アマチュアによる裁縫バトル”です。
元々は英BBCが放送しているコンテスト番組で、プライムビデオでは日本語訳の字幕版で、シーズン1~4まで配信されています。
これが、もうすごく面白くってハマっちゃいました。
1シーズンで大体エピソード4~8まであり、1エピソードが約一時間なので、計算するとおおよそ30時間前後。
かなりの時間を費やしてますね。
長いし飽きるでしょと思うかもしてませんが、1エピソード毎にバトルが混戦していくので、目が離せないんです。
もし、この番組を知らない人がいたら、
「裁縫のバトル?なんのこっちゃ。」となるので、簡単に説明します。
先ほど話した通り、アマチュアの裁縫自慢の方達が集まり、その自慢の腕を武器にプロの審査員が示す課題に挑戦して成果を競い合うんです。
日本でいうところの、テレ東で放送されていた「テレビチャンピオン」みたいな感じ。ほぼその番組の裁縫バージョンだと思ってください。それで大体説明がつきます。
話は戻りますが、与えられる課題というのが難易度高めで、挑戦者たちは常に厳しい戦いを迫られるんです。
基本的には服作りなんですけど、
まずは型紙を使い、指示通りに組み立てられるか。
次に既製品を使い、まったく新しいものにリメイクできるか。
そして最後は、指定された条件で時間内に自分で考えた洋服を仕上げられるか。
おおよそこの3要素が審査項目です。
この課題のバランスが絶妙で、挑戦者にも得意・不得意っていうのがあって、それが浮き彫りになるんです。
例えば、今、手元に何かしらの説明書があるとします。
あなたは、それをよく読んでからじっくり取り組む慎重派ですか。
それとも、読まずに勘でやってみる感覚派ですか。
もしくは、自己流の人もいるかも。
今挙げたように、なにか作ろうってとき、やり方なんて人それぞれですよね。
まさにそんな感じで挑戦者の中には、説明通りに作るのが苦手な人、リメイクするにもアイデアがなかなか形にならない人、慎重すぎて時間が足りない人、などなど。
挑戦者たちは、その競い合いの中で、さきほど書いたような課題にぶち当たります。
ですが、戦いですから、勝ち進むためにも克服しようと頑張るんです。
その懸命に課題を取り組む姿に心奪われます。
そして、服作りといいましたが、これがまたいろんな種類があるんです。
服なんて身近過ぎて気が付きませんでしたが、デザインや素材によって無限にありますよね。
素材は、綿や麻、革製やジーンズ素材、化学繊維だってあります。
布も、伸縮するもの、透けているもの、頑丈なものなど。
デザインも、ドレス、スーツ、コート、シャツ、子供服、コルセット、ベスト、、、。
もうほんとに、書ききれないです。
それらの中から、審査員が提示したデザインを作っていきます。
もちろん、いくら裁縫自慢であっても、一度も作ったことのないデザインの課題も出てきます。それだけでも焦るのに、時間制限もあるので製作中はもうてんやわんやです。
そんな極限状態で脳みそフル回転させている挑戦者たちの様子も、見てて面白いし刺激になります。
あと、単純に“服の面白さ”に気が付かされます。
番組内では戦いの合間に、課題となった服の歴史を説明するパートがあるんです。その説明がけっこうおもしろくて勉強になります。
たった服1着にどれだけ、先人達の知恵が詰め込まれてて、試行錯誤を繰り返されたことか。
改めて、服を作ってくれた人に感謝するのと同時に、その敬意を示すためにも、自分が今着ている服を丁寧に扱わなければと思わせてくれます。
もっと魅力を書きたいですけど、これ以上は長くなるし、ネタバレにもなるので一旦ここまで。
色々書きましたが、思ったことをギュッとまとめると、
“何かに熱中している人って、めちゃくちゃカッコいいし憧れる!”
この一文が全てです。
自分もそんな風に熱中できるものを見つけたい。
とりあえず、熱しやすく冷めやすい性格の私は、「ソーイング・ビー」の影響で服を作ってみたい欲がすごく高まっているので、
冷めないうちに小学生レベルの裁縫技術を鍛えなおそうと考え中です。