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合格に600点はいらない?12時間でITパスポートに合格した戦略の話(How)

思っていた以上に多くの方にご購入をいただきました。心より御礼申し上げます。

前回の記事、「合格に600点はいらない?私が12時間でITパスポートに合格した戦略の話(Know)」をご覧いただきありがとうございます。
自己紹介の記事に続き、多くの方からスキをいただきました。

今回の「How」では、ITパスポートの合格に必要な戦略を「私の実体験」をもとに紹介いたします。
ご購入に際し、前回の記事「Know」も併せてご覧いただければ、より本記事に対する価値が感じられるかと思います。

まえがき

はじめにこの「How」では、私がITパスポートに合格した実体験をもとに、構成した内容をお届けします。
ですが、おそらく本内容はITパスポート以外の試験にも応用可能なはずです。
しかし有料記事にする以上、受けていない他の資格について言及するわけにはいかないため、タイトルでは「どんな試験にも応用可能!」などと記載しないことにしました。

「How 」のターゲット

「ITパスポートをこれから受ける方全て」がターゲットですが、特に下記の悩みをお持ちの方には、合格のヒントになるかもしれません。

・一度試験に落ちてしまった
・勉強しても、模擬試験で合格ラインに届かない
・試験当日想定外のトラブルが起きてしまった
・どうやって勉強したら良いかわからない
・そもそもITの知識が全くない

ITパスポートの合格率は約50%で毎年推移しており、
多くのサイトには「比較的簡単」「難易度は低い」などと書かれています。
しかし、逆を返せば残りの50%の人が落ちています。
人数に直すと、2021年では年間で約100,000人が不合格です。

私の経歴や学力からすれば、毎年100,000人も落ちる試験は十分に難関だと感じます。私の経歴については「平凡なデザイナーの自己紹介」にて紹介しています。

戦略のキーワード

「Know」編の記事でも言及していますが、ここでも有料部分に入る前に4つのHowについて簡単に触れておきます。

How①:「目標」
ただ単純に「試験に合格する」というゴール設定だけでは、勉強の迷子になりがちです。マーケティングやコンサルなどでも活用されている方法で、ゴール設定を明確にすることが重要です。

How②:「準備」
会場や開始時間選びにも戦略あり。勉強道具の9割はスマホのみ。テキストは必要ないです。そしてゴール設定と同じくらい重要なのがスタート位置の把握です。

How③:「勉強」
限られた時間では勉強方法にも戦略アリ。コツは「問題を4つのカテゴリに分けること」

How④:「本番」
本番に必要なのはリラックスすること。精神論ではなく、準備で立てた戦略がここで活かされます。

これらの4つのHowを実行すれば、合格のために「600点分の勉強をして全て暗記する」必要はありません。


4つのHow

12時間で試験に合格するために私は、「目標」「準備」「勉強」「本番」の4つの要素に分けて、それぞれ戦略を立てました。
目標と準備に戦略なんて必要なのか?と思われる方もしれませんが、
この2つを怠ると想定外のトラブルやリスクに対処しづらくなります。
ちなみに私は、会場選びや受験時間も「空いていたから選んだ」のではなく、「明確な理由を持って」選びました。

それでは、合格のための「4つのHow」について、私の実体験をもとにそれぞれ深掘りしていきます。

How①:目標

「まずはテキストをざっと読みはじめた」「過去問から解きはじめた」など、いきなり勉強からはじめた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
思い立ったらすぐ行動することは、大変素晴らしいことだと思います。
(私は本来はかなり億劫な性格です…)

しかし、明確な目標をを立てずにいきなり行動することはお勧めしません。
なぜなら、それは「初めて行く場所に、現在地もルートも確認せずに歩き出す」ことと同じです。
ほとんどの方は迷子にならないため、初めての場所に出かける前にスマホで場所とルートを調べて、効率よく正確に目的地に向かうはずです。
ITパスポートの試験も同じく、具体的なゴールの設定スタートラインの把握を行い、効率よく勉強する必要があります。

私が1月18日に実際に設定した正確な目標は下記の通りです。

給料アップのため、ITパスポートを1月31日までに受験し、700点を目指し合格する

そして実際に、私は1週間後の1月23日に670点で合格しました。

目標設定の「How」
目標の作り方にはコツ(How)があります。
具体的には下記の5つの要素に当てはめて設定します。

①具体的でわかりやすいか
②計測できるか
③達成可能か
④自身や組織の目的に繋がっているか
⑤期限が定められているか

①具体的でわかりやすいか
「ITパスポートに合格する」という
目標設定をこれだけで終わらせず、残りの4つの要素も設定することでよりゴールが明確になります。

②計測できるか
要は何点で合格するかを定める、ということです。
すでにご存知の方も多いと思いますが、ITパスポートはの合格ラインは「総合評価点600点以上」「3つの分野別評価点がそれぞれ300点以上」となっています。
例えば、TOEICで990点を目指すのと600点とでは勉強方法が異なりますよね?
ITパスポートでもそれは同じですが、TOEICと異なり600点でも1000点満点でも価値は同じ「合格」です。
なので私は1000点満点を狙わず、かつ本番でのケアレスミスを想定し700点を目標にしました。

③達成可能か
一夜漬けや2週間毎日徹夜など無茶な設定は行わず、平均して1日2時間程度の勉強時間に設定しました。
事実、合格できたので1週間かつ12時間の勉強で合格というのは、十分達成可能な目標です。

④自身や組織の目的に繋がっているか
この要素は、「目標を達成した先にあるもの」「会社の目的との関連」の2点を意識して設定しました。
私の場合は、「達成すれば昇給につながる」と「会社が定めた目標の達成」の2点が関連しました。
人によっては、学校で単位が取得であったり、上級試験の受験資格取得などのつながりがあるかと思います。

⑤期限が定められているか
「1ヶ月後」「1月中」などの曖昧な表現ではなく、具体的な日にちを決めるのがコツです。
私の場合は、2月1日には来期の目標設定が迫っていたため、1月31日までと定めざるを得ませんでした。

上記の5つの要素を、みなさまの状況に応じて組み換えて、ご自身の目標を設定してください。
ちなみに上記の目標設定の方法を、「SMARTの法則」と言います。
社会人ならばご存知の方も多いかもしれません。(私はこの時所属していた会社で知りました…)

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