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心と体の健康第一に働く夫
教員の労働環境については何年も前から話題にあがっていますが…
調査・検討の繰り返しで、改善される兆しがあまりありません。
なかなか改善されない労働環境
↓
病休者・退職者の増加
↓
さらに労働環境が悪化(上に戻る)
の負のスパイラルに私もはまってしまいました。
子ども二人合わせて数年間の育休中に、
現場が少しでも変わってるといいなぁ…と淡い期待もありましたが、
復帰してみると
「制度はあるが仕事量・内容的にそれを使えない」
という現実を目の当たりにしました。
そんな中で、私の中のロールモデルのような働き方をしているのが夫です。
今日は夫の働き方について少し書いてみます。
夫の話はほぼしない
同業夫婦ということもあり、職場の人に夫のことを聞かれることがあります。
「旦那さん、きっと夜遅いから大変でしょう」
「両親の助けがなくてよくやっていけるね」
と心配して声をかけてくれる人もいます。
でも夫の働き方について正直に答えると
「手を抜いてるのかな」「仕事の量が少ないのかな」「楽な学年なのかな」
などと思われる可能性があって嫌なので、
当たり障りのない答え方をしてしまっています。
ワークライフバランス
夫はtheワークライフバランス実現型(?)の教員です。
本人はもちろん「ワークライフバランスガァ〜」など特別意識はしていなくて、
心と体の健康を第一に
「自分がどうしたいか」で決める
という軸が学生時代から全くぶれないのです。
とにかく早く帰ってゆっくり寝る
夫はほぼ定時に仕事を切り上げて
そのまますぐ職場を出て電車に飛び乗り子どものお迎えに行きます。
夜は子どもの寝かしつけ担当の日は一緒に寝落ちして9時間近く寝ます。笑
寝かしつけ担当ではない日は近所のジムで筋トレをしています。
仕事はもちろん定時で終わらない日もありますが、
片付けたい仕事があるときはあらかじめ決めた日に残業してきます。
夫曰く「とにかく毎日よく休むのが大事。」だそう。
終業時間中にずっと子どもたちと向き合って、分刻みで校務と授業(準備も)をするためには、休まないと力が出ないですよね…。
①心と体が潰れてから→休む のではなくて、
②ゆっくり休むから→心と体が元気
という状態に常にしておくらしいです。
私は①の状態なので、②を毎日積み重ねて働き続けることが、自分にとってかなりハードルが高いと思っています。
でも休職したことで、毎日終業後に家で休むことも仕事のうちだわー…と感じました。
誰の目も気にならない
話を聞いていると、定時上がりすることで職場の人との関係が悪くなっている様子はなさそうで、
どちらかというと「早く帰ろう!」という雰囲気の職場のようですが…。
「やることはやってるし、そもそも誰にどう思われようと気にならない。」と言っていました。
育休を約1年とることになったときも、
「取れるかなぁ〜」「取りづらいなぁ〜」「どう思われるかなぁ〜」みたいなことは一切言わず、
「自分や家族のために育休を取りたいと思ったから取るだけで、この決定に他の人の意思が入る余地がない…」と言って、
スッと取ってスッと復帰していました。
夏休みはしっかり休む
私は、夏休みはたまった仕事を片付けたり、
2学期以降の貯金を作ったりするためにちょこちょこ出勤してしまいますが…
夫は最低3週間は休みます。仕事も研修もするし貯金も作るけど、「ほどほどに」しています。
理由は「夏に休むことでまた頑張れるから」だそうです。
確かに、夏休みって一番
「教員やっててよかったー!」って思いませんか?笑
休むことで、その分頑張ろうって思えるというのは確かに分かるなぁ。
定時退勤のために必要なこと
ちなみに定時退勤に必要なことは、
「定時に職員室を去ること」だそうです。
…。
…。
…それができたら苦労しねぇよ!!
と私はいつも言ってしまいますが…笑
やりたくて進んで残る人
自分や家庭のために帰る人
やりたくないがやるしかないと残る人(もしくは持ち帰って仕事する人)
だいたい私のような3.のタイプの人が
辛そうに働いていたり、追い込まれて休職したり…。
結局働き方改革が進まないのは、
私含めて一人一人の意識の問題も大きいのだなぁ…と思いました。
いきなり真似するのは無理
初めから諦めてどうする!という感じですが、
私の場合、夫のような働き方を完璧に再現しようとすると、逆に気持ちが追い込まれて再び詰む可能性があるので…
復帰後働いていく中で、少しずつ取り入れていきたいなと思っています!(ぬるい…笑)