異性を翻弄する”紅艶殺”の持ち主を解く
女優の井川遥さんを占星術で解いてみます。
井川さんの日干は壬(みずのえ)で、日支は子(ね)です。冬の水がとても印象的な命式ですが、月支に午と年干に丙がある事で、命式を暖める火を取りバランスを取っています。水が強く冬生まれであるならば、命式のバランスを取るための用神として、丙(火)は重要です。
柔らかくも冷静な印象で、器は大きく、包容力もあるタイプです。井川さんの持つ壬子は、四柱推命では"紅艶殺"と呼ばれており、魅力的で異性に非常に人気が出る組み合わせです。
特に日干支や月干支は容姿や内面を体現するとも言えますので、影響力が強く出ます。これを持つ人は、美醜に限らず愛嬌があり、どことなく色気があります。男女問わず人気が出ますが、その人気ゆえに異性間トラブルを起こしやすいとも言えます。例えば、浮き名を流した狩野英孝さんも紅艶殺を持っています。この特殊星はうまく使えば、芸能関係にも向きます。
また、井川さんは命式の月上に食神があります。食神は衣食住に恵まれやすいですが、月上は社会的な才能に関係しています。日主の壬(水)から出る食神ですので、水に関係することに縁が出来やすく、お酒のCMもピッタリな感じがします。
身弱の場合は、食神に気を奪われ過ぎる場合がありますが、生剋に日主を強める敗財がある事が救いとなっています。壬子は、四柱推命では妨害殺にあたり、やや異性関係で難ありかもしれません。しかし、食神が偏官を剋しながら、財星の援助を受けており、自制心、財運共に良い方です。
日柱の壬と子は、水の五行で通根(同じ五行の性質)しており、強い水の性質を表します。水の五行の特性は、知性と柔軟と好奇心です。水はどんな器にも形を合わせて形を変える事ができます。
命式のバランスにもよりますが、水の五行が強い人は、その場に合わせる事できるタイプが多いです。おまけに水の性質は艶を生み出しますので、色気がある人も多く、若々しさを保つと言われます。