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これからの法務の話をしよう 〜7期の振り返り〜

こんにちは!ドクターメイト株式会社 法務担当のY・Akihideといいます。
ドクターメイト Advent Calendar 2024」23日目、クリスマスイブイブの投稿です!(エントリー時点では24日も25日も枠が空いてたけど、チキったことは内緒)
昨日は、新卒3期で現在インターン生ののださんが、自己分析について投稿してくれています。自己分析って難しいと感じているのですが、色んなやり方があることがわかり、試してみて、自分に合ったやり方を見つけるのも面白いのでは、と思いました。

大層なタイトルにしていますが、7期(2023年12月〜2024年11月)の振り返りと、8期(2024年12月〜2025年11月)のドクターメイト法務の目指すものについて書いていきます。


7期振り返り

報酬改定、新規事業、登壇…どれも楽しめた1年

7期はまず、介護報酬と診療報酬のダブル改定の対応から始まりました。2023年12月の段階では改定内容が確定していたわけではないものの、厚労省の審議会・分科会の資料から予測して、全社的に先手を打って対応していました。
介護✖️医療のサービスを手がけているドクターメイトだからこそできることがある、という思いで新規プロジェクトが立ち上がり、法務担当として、改定内容のキャッチアップや新規施策のための契約書準備などに携わりました。
顧客である介護施設へのヒアリングに同席(入社して初めての同席でした)して、現状や困りごとをダイレクトに聞けたり、役割も業務も異なるメンバーと議論して正解のないことに挑んでいくのは、非常に刺激的でした。

ダブル改定の対応とほぼ同時平行で、新規事業の検討も進んでいました。
詳しくは書けませんが、スキーム整理の中でどうしても立て付けがうまくいかない点があり、結果として、リリースまでいけなかったのが悔しかったです。
一方で、新規事業に関わる法令の調査や法的論点の整理、整理した論点を元に弁護士への照会文の作成・確認、それらを簡潔にまとめて現状のリスクや対応策を関係者に伝えることなど、自分のなけなしの法務力120%を出せたと感じています。

社外での活動にも取り組めた年になりました。
2024年3月には、「CloudSign Re:Change Japan 2024 Spring」というイベントで、クラウドサインのユーザーコミュニティ参加者の一人として登壇させていただきました。話した時間は7〜8分くらいでしたが、めちゃくちゃ緊張したのを覚えています。
11月にもコミュニティのMeetupで登壇の機会をいただき、法務で活用しているリーガルテックサービスの連携について話をしました。登壇資料はDocswellに一部公開しています。
法務という仕事をしている中で、人前で、しかも社外で発表する機会をいただけるとは思っていませんでした。まずは、登壇の機会を与えてくれた皆さんに心から感謝申し上げます。
ユーザーコミュニティを含めた社外の人と交流できる機会は、人脈が広がる以外にも、業務効率化で工夫していることや使っているSaaS、その職種ならではの困りごとなど、仕事で役に立つ情報の交換ができたり、普段の業務ではあまりやらないようなこと(例:ユーザー会のコンテンツ決めなど)にも挑戦できる場合があるので、キャリアの幅を広げる意味でもオススメです。

今年読んだ本たち

これを書くために、読書記録を読み返したのですが、8月分までしか記録をつけておらず、過去の自分に憤りを隠せません笑
9月以降に読んだ本は記憶を頼りに記載しています。意外と読んだなぁ。ちゃんと記録はつけましょうね、僕。

【教養系】
・言語の本質(今井むつみ 、秋田喜美(著))
「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?(今井むつみ(著))
世界裁判放浪記(原口侑子(著))
・ケアとは何か(村上 靖彦(著))
アフターデジタル(藤井保文 、 尾原和啓(著) )

【ビジネス系】
あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座(保田隆明、田中慎一(著))
増補改訂版 起業のエクイティ・ファイナンス(磯崎哲也(著))
Deep Skill(石川 明 (著))
「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術(高松智史(著))
スタンフォード式 最高のリーダーシップ(スティーヴン・マーフィ重松(著))

【法務系】
法律文章読本(白石忠志(著))
これならわかる コーポレートガバナンスの教科書(松田千恵子(著) )
サステナブル経営とコーポレートガバナンスの進化(松田千恵子(著) )
良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方(雨宮美季、片岡玄一、橋詰卓司(著))
・ルールメイキングの法務と実務(法律事務所Zelo・外国法共同事業(著))

【小説】
・777(伊坂幸太郎(著))
渋谷ではたらく社長の告白(藤田 晋(著))
地面師たち(新庄 耕 (著))
・獣の奏者(上橋菜穂子(著))
・類(朝井かまて(著))
・かがみの孤城(辻村深月(著))

注記:Amazonで購入したものにのみリンクを付けています

プログラミングが少しできるようになった

前回のnoteで書いたのですが、今年の9月からブートキャンプに参加しており、3ヶ月でHTML&CSS、Python、SQLを一通り触りました。始まって1週間で自己紹介LP作ったり、11月から12月にかけてはPythonでデータ分析・webアプリ作成…これまでコードなんて書いたことがない人間にここまでやらせる??というくらい鬼のようなボリューミーな課題をこなしてきました。
成果の一端をここに供養しておきます。個人的には、データ分析が性に合っていたのか楽しかったです。

自己紹介LP

アプリ(訪問看護向け記録作成アプリ)

これからのドクターメイト法務

7期での取り組みでできたこともある一方で、

  • リーガルリスク以外へのリスクへも目を向けること

  • 経営メンバーが正しい判断するためのリスク分析

  • 社内ルール作りからの運用の定着

については、もう少し意識すべきだったなと感じています。
「医療・介護の連携」は常にチャレンジの連続。そのために、正しい事業経営を行うためのサポーターとして、細かな法律の知識はもちろん、リーガルな「思考法」で、リスク分析や提案を行っていける部門になっていきたいと考えています。
社内ルールも作って終わりではなく、その後の運用が一番の肝です。定着するまで時間はかかりますが、しつこいくらいに伝えていくことから始めていきたいと思います。

入社当初に書いたnoteで、「中道の法務」を目指すと書きました。
ドクターメイトに入社してもうすぐ2年。原点を忘れずに、迷った時には振り返りながら、8期の様々な取り組みに挑戦していきたいと思います。

仲間を募集中です!

ドクターメイトは「すべての人生を右肩上がりにする」というビジョンを掲げ、医療介護の課題解決に取り組んでいます。
医療と介護という社会課題の解決に興味がある方はカジュアル面談なども実施していますので、ぜひお声がけください!
法務もそのうち募集があるかも・・・?

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