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「アイドルのフィルター 」読了



如恵留くんが活動を休止して早1ヶ月ちょっと。

とは思えないくらい6人を見る機会が多くなっており、まだそんな時間しか経っていないことに驚いている今日この頃。

そんな如恵留くん、いや読了した今はこう呼ばせて頂きたいが、文筆家川島如恵留さんの初めてのエッセイ「アイドルのフィルター」をやっと読了した。


FAMILYclubwebという月額330円で全グループのブログが見れてしまう激ヤバコンテンツで、毎日+定期更新日の14日に1万字程書いている、
「のえまる」というブログがあるが、それを1冊にしたような印象。


そのため全て横書きなので、本という堅苦しさよりも、直接如恵留くんが話しているのを文章として読んでいる、方が感覚に近い。

時には如恵留くんが時に早口でまくし立てるかのように、時には隣にそっと座って話してくれるかのように、はたまた会話を楽しんでいるような、そんな気持ちになるような本だった。


五十音がほとんど全て出るように、でも五十音順ではないように並び替えてあり、意図的なものを感じてしまっている。

1回目読了した今はなぜこの順番なのか?気になってしまうところが多い。おそらく本人が何かしら発信をしているだろうから、「のえまる」のバックナンバーなりなんなり見てみようと思う。



帯に加藤シゲアキ先生が書いてくださった通り、

川島如恵留、喜怒哀楽の全てを内に秘めまくる人間すぎる


松田元太くんを担当している私としては、如恵留くんは硬い殻で自分を守る人の印象が強い。
基本的に私のキャパの問題で申し訳ないが、自担のブログとか自担に関するものしか見ていられないところもあり、これがあっているかどうかは分からない。あくまで私見。


某アイドル誌でメンバー全員が実施した、1万字インタビューやその他デビュー時のインタビュー等々で「元太が僕の殻を破った」的な話を如恵留くんから聞く機会は割とあったので、
自分の弱いところはあまりこう公にせずに、強くあろうとする印象だった。
負けず嫌いとかではなく、自分に厳しすぎる人だと思っていた。


あながち自分に厳しすぎる面は本の中で多く感じたところであるが、弱いところを公に晒して語りかけてくるのは私としては意外だった。

この本を読んで、多分1つでも自分に当てはまるものがあるのでは無いかと思うような文章があったかと思うが、
私にとっては舞台稽古でのNOTEを経たあとの涙について、気づけなかった自分を責めるところは、すごくすごく私自身のの感情を言語化されたような気がして、共感が多すぎてその部分は軽く読むのに時間がかかってしまった。


コラムとして留学時の話を入れてくれたのも、あの時代を表面でしか見れなかったいちオタクとしては興味深いものだった。


そして、この言葉が今如恵留くんがいないTravisJapanのライブを見て思ったものと全くおなじだった。

「6人だけど、魂は7人。」

ああ、TravisJapanは大丈夫だな、如恵留くんは大丈夫だろうな、と思ってしまう。
プレッシャーをかける訳でもなく、なんの根拠もないけれど、想いは同じだと感じた。


おそらくTravisJapanのオタクでなければ読むことはそこまでなかったかと思うが、自分の感情を言語化して寄り添ってくれる、素敵な1冊になった。


如恵留くん、待ってるよ〜!



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