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#16 「転勤族から降りる」という選択 

毎年12月を新年としてスタート。

2025年の実施目標の一つに総合職から「地域限定職への転換」を掲げました。

12月に公募が始まったので、早速12月2日に人事部へ申請書を提出しました。

2025年の目標への行動1つクリア。

そもそも地域限定職という「転勤族から降りる」という選択肢は、昨年適応障害による休職を経験していなければ、決して思いもおよばなかったであろう選択肢。

そして、新卒入社して20年目にして初めて「自分の働き方を自分で決める」という小さなようで大きな一歩を踏み出せました。

思えば、転勤ありの総合職として新卒で入社し、転勤の内示が出れば何の疑問も抱かずに受け入れていました。

転勤の度に妻も仕事を辞めて、見知らぬ土地で1から就職活動をして、また辞めての繰り返し。

そんな生活を「当たり前」と思っていた20年間。

この20年で今までで住んだ街は9つ。

東京や大阪を含む全国各地、様々な街に住めたことは、色んなところに「ふるさと」ができたという意味では良い経験だったと思います。

でも、会社が出した内示一つで「分かりました!」と全国転勤する働き方はもういいかなと思いました。

地域限定職とはいえ、エリア内での異動はあるようですが、海外を含めたアクロバティックな転勤はなくなります。

地元地域のエリア内であれば、エリア内での遠方に異動になっても片道2〜3時間あれば実家にも帰ることができるし、土地勘もある。

そして、妻にも「私の都合」ではなく、腰を据えて、自分のしたい仕事を選択してもらえる。

全国転勤がなくなることによって給与水準は下がり、地域限定の「総合職」という建前ではあるものの、昇進ペースに差がつくことは明白。

とはいえ、そんなことよりも、転勤による環境変化のストレスや、家賃や帰省代の削減といった生活コストが下がることなどをトータルで考えると、むしろプラスになるなと判断しました。

「転勤族から降りる」という選択をすることで、自分にとって心地よい生活に向けて一歩進んだ気がします。

人事部による審査結果が出るのは3月なのでまだどうなるか分かりませんが、通らなければまた来年応募すればいいだけの話。

自分でコントロールできないことに執着せず、どのような結果になっても、「それはそれとして」受け入れていこうと思います。

休職を経験したことで、良い意味で「会社にしがみつく」意識がゼロになったことは貴重な学びです。

人生何があるか分からないものですね。

一度きりの人生を「常識」にしばられず、もっと自由に、楽しく過ごしていきたいと思います。

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