Vol.16 酸化が起こるとどうなるの❓
こんにちは👋😃
美容関連の雑誌や記事で
よく目にする「酸化」
「酸化」が肌や身体に悪いということは
聞いたことがあるかと思います。
なぜ悪いのか、どうしたら酸化を防げるのか、
学んでいこうと思います。
酸化は、大まかにいうと
「劣化する」ことです。
金属なら錆びる、
食品なら変色したり、風味を損なったり
します。
肌やからだでは、
タンパク質や細胞を守っている膜、
細胞の中心(=核)にあるDNAを
傷つけて遺伝情報を誤らせ、
細胞の機能を低下させます。
この原因は、
「フリーラジカル」です。
フリーラジカルとは、
不対電子を持つ原子や分子のこと。
原子→あらゆる物質の元
分子→原子が2つ以上組み合わさってできている物質
原子は真ん中の核と呼ばれる部分と
核の回りを回る電子からできていて、
核はプラスを帯び、
電子はマイナスを帯びています。
電子は2個で対になったとき安定します(=電子対)
対にならずに単独で存在する電子は
不対電子といいます。
これが「フリーラジカル」です。
フリーラジカルは不安定のため、
他の分子から電子を奪って対になるよう結びつきます。
結果、からだにとって
異物となる新たな物質を生み出します。
「活性酸素」もフリーラジカルの一種といわれますが、
不対電子を持つものと持たないものがあります。
スーパーオキシドやヒドロキシラジカルは
フリーラジカルですが、
一重項酸素や過酸化水素はフリーラジカルでは
ありません。
ここでは、
フリーラジカルに含まれる活性酸素について
説明します。
人間は呼吸時に
酸素を体内に取り入れ、二酸化炭素を
外へ放出しますが、
この酸素を取り入れる時点で
「劣化」が発生します。
どういうことかといいますと、、、
取り入れた酸素を細胞内のミトコンドリアで
消費される際に燃えカスとして発生します。
この燃えカスのうち、
約2%が活性酸素になるといわれています。
活性酸素は殺菌力が強く、
体内では細菌やウイルスを撃退する役目をしています。
からだに何らかのストレスがかかると
活性酸素が過剰に増えます。
増えすぎると正常な細胞や遺伝子も
攻撃を受けてしまい、
これが
老化、細胞のガン化、臓器の機能低下や萎縮、
動脈硬化などにつながると考えられています。
〈フリーラジカルが過剰に生成される原因〉
酸化を抑制するためには、
上記のような原因を除去することが最も重要ですが、
現代社会では排除困難なものもあります。
そこで大事になるのは、
「抗酸化」です‼️
抗酸化には2つの考え方があります
①活性酸素を捕捉する物質によって無害化する
ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10、
α-リポ酸、アスタキサンチン、ポリフェノールなどの
フィトケミカル
②抗酸化酵素を活性化する
カタラーゼ、スーパーオキシドディスムタ-ゼ、
ペルオキシタ-ゼ
フィトケミカルには上記酵素を活性化させる作用の
あるものが多く存在します
ブロッコリーに含まれるスルフォラファン、
ローズマリーに含まれるカルノシンは
スーパーオキシドディスムタ-ゼを活性化します
酸化の原因を取り除きつつ、
抗酸化作用のある食材などを
活用して、賢く酸化を防いでいけたらいいですね😊
最後までお読み頂き、ありがとうございます❤️
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